ホ・ギュンの側女のソンオクが正妻にいびられるシーンがなぜあるか、ようやく、作者の真意がわかってきた。
というのも、正妻と側女のソンオクがほぼ同時にお産をして、生まれた子供は正妻が女の子で、ソンオクは男の子を産んだのだ。
そして、正妻が見た夢、虎の背中に乗ってソンオクを脅かす夢とは、実は、ソンオクの腹を痛めて産んだ男の子を自分の子として育てるという意味だったのだ。
(日本もまた似たような問題はあったろうが、浅学のために映画やドラマでは観たことがない。)朝鮮社会では、「家」を優先して、側女の子と親の情愛を踏みにじって平気な社会だったということなのかもしれない。なんと、ソンオクの子供のゲンは、正妻にすっかりなついて、実の母のソンオクに会っててはいけない、という正妻のいうことを素直に聞く。
そして、ソンオクは、「お姉さまに預ければ息子が立派に育つのだか、会わなくてもいいんんだ、と自分を納得させる。
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