「用意周到ミス・シン」原題も同じ。
主演ハン・イェスル
共演は、2010年に「推奴」「結婚してください」などの話題作に出演して、注目をあびてきた
イ・ジュンヒョク
食客、シークレット・カップルなどの、
クォン・オジュン
この映画は、「ファンタスティック・カップル」の彼女のキャラクターが大好きな人のために作られた映画だと言っていい。その意図で作られたとしたら、まさに大成功。ハン・イェスルのコミカルで、気が強くて、やさしくて、それでいて弱さもうちに秘めたような、そんな彼女得意なキャラが2時間たっぷり観られるように作られたおいしいフルーツパフェを食べているような楽しい時間が充たされる。
ハン・イェスルは、「九尾狐外伝」では、まるで魅力が生かされていなかったので、やはり、ハン・イェスルは本来ラブコメが一番冴える女優だよ、ということを明快に決定つけた「ファンタステッィクカップル」のホン姉妹は偉かった。
ところで念のために書いておくと、原題は「ミス・シン」だが、この題名がよくわからない。劇中の名前はシン・ミスなのだ。そうすると、たとえば彼女が、イ・ミスクと言う名だとしたら、「ミス・イ」なのかと考えると、この題名のつけかたがどうにもわけがわからないのだが、ま、あまり深く考えないことにする。
ストーリーはというと、要するに、ファンタスティクカップルのアンナに似た性格の女(金持ちではないことがちがう)、結婚相手を択ぶにあたって、司法試験の受験浪人、うまくすれば将来の検事、だがさえない男、
そして、もう一人、すでに5人の女にふられたという、ぶさいくな男だが、資産家の長男
まだいる。会社の帰りに仲間と飲みに行ったクラブで知り合ったかっこいい年下のミュージシャン。
シン・ミスは結婚相手の候補三人キープしながら付き合う。
そんな男たちとの三又かけたデートから家に帰ってくる途中、二日酔いしたり、いろいろとドジなまねをするミスと同じ団地に住むドンミンは仲が悪い。ドンミンはシンミスが三マタかけているのに気づいてミスを批判するが、次第に惹かれていく。
そうこうしているうちに、めでたく司法試験に合格して、応援したかいがあったと喜んでいたシン・ミスだったが、なんと合格した彼は司法長官だかの娘と二股かけていたことがわかる。
資産家の御曹司は指フェチで一緒にカレーを食べに行くと、シン・ミスの指をぺろぺろとなめて気持ちが悪く、論外な男だと判明。(実際に観てみないと、この辺、文章で説明してもわけがわからない)
写真を見ていただくとわかるように、なにしろ「ファンタスティックカップル」のアンナファンは必見の映画でした。
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