日本映画「大日本帝国」画像 感想 映画脚本の真髄である理由 その1 | 気になる映画とドラマノート

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厳選名作映画とドラマを中心に、映画、テレビ番組について、思いついたこと、美麗な場面、ちょっと気になる場面に注目していきたいと思います。

 1982年東映映画作品

「大日本帝国」

監督舛田利雄

脚本笠原和夫

 
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京子「コーヒーのおいしい店しってるの。まだ開いてるとおもうけど・・・」
(クリスチャンの江上孝(篠田三郎)と恋人の京子(夏目雅子)
クリスチャンもまた、危険思想の兆候ありとして、特高に目をつけられていた。

ナレーション
「国内では、非常事態が叫ばれ、神道実践、一億一心の掛け声の下(もと)、国民の義務が強制されていた」

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赤紙の来た兵士には、町の有力者が急いで、嫁の世話をしてやったりする例が多く見られたという。
散髪屋の幸吉(あおい輝彦)とバスの車掌(当時バスにはきっぷを売る女性の車掌のが同乗していた)美代もそういう夫婦だった。


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美代は近所のおかみさんに言う。
「ねえ、おかみさん、天皇陛下も戦争に行くのかしら?」
おかみさん
「天子様は宮城(きゅうじょう)だよ、ずっーとー」

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美代はおかみさんの言葉を聞いて、いまさらながら、国というものは、そんなものなのか、と沈黙する。

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やがて幸吉はサイパンで負傷して東京の陸軍病院に入院する。

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抱いてみる?といわれて、思わず幸吉は、手をのべるが、手をひっこっめる。(なぜなのだろうか)

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「毎日、死んだ連中に許してくれ、許してくれって手を合わしている。申し訳ない・・・」からだった。

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妻美代のセリフ
「こうちゃん、こっち見て。あんたの顔に無阿弥陀仏って、書いてあるよ。死んじゃってるよ、あんたの顔」

幸吉は陸軍病院を退院して家に戻る。
美代は幸吉が戦線に行く前に形見がわりにあずけた、散髪道具のはさみを見せて言う。

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「あんた床屋なのよ。軍隊に一生いる兵隊じゃないのよ。床屋が床屋に戻って何が悪いっていうの?誰がそんなこといってるの。誰にすまないっていうの?こんなケガさせられるまで働いてきて、この上、なにをしろって言うの?こうちゃん、しっかりして、戦争で死んだほうが男らしいなんて、はっきり言ってバカだよ、大バカだよ。」

そして、美代は乳房を幸吉につかませて、「あんたのものなんだから、みんなあんたのものなんだよ、離さないでよ」と叫ぶように言う。

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ケガの療養の後、つかの間、ふたたび幸吉に赤紙(召集令状)が来る。

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凍りついいて立ちすくむ美代
その夜二人は、台所で、風呂場で、寝室で抱き合う。

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なぜ、三回にわたって抱き合うシーンが繰り返されるか、と言うと、大衆映画のサービスではない。実際に、当時の召集された兵士は、もう二度と帰ってこられないかもしれないことから、何度も何度も妻をだかずにいられなかったという。

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クリスチャンの学生江上孝(篠田三郎)は、戦争に行って人を殺すこと、殺されることは、クリスチャンとして信条に反すると苦悩したが、国家に無理にひかれていくよりも、みずから軍隊に行こうと思う。それくらいしかいまの自分に自由はない、京都を二人でまわったその夜、京子に告白する。

京子(夏目雅子)は、
「いやや、軍隊に行く人なんて」と叫ぶように言う。

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