絶妙にアップと切り返し、場面転換を駆使していることがわかります。
それから、ハン・ジミンの声が、他のハンジミンの出演作品とはまたちがって、こではハンジミンの声がしばしば歌うようにメロディをもっているように聞こえます。
この感じは日本の名作映画「雁の寺」の若尾文子以来です。せりふが歌うように聞こえる女優。わたしはいつもどこかでそんなセリフを心の隅で探しています。
このドラマの撮影監督はわたしのドラマ作品の映像に対する要請を満たしています。言い換えると、映像に対する趣味が一致ししています。最近ハイビジョン化がはじまってから、過度に光が強い(まるで真夏なのようなギラギラした光がふりそそぐ場面)撮影手法が日本でもアメリカでもしばしば見られますがこのドラマの撮影担当者は、そういう安易な方法は取っていません。
たとえばこのような、効果的なカメラ位置の取りかたが随所にちりばめられた、テレビドラマのお手本になるんじゃないかと思うような撮影テクニックが駆使されています。
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