大道塾卒寮後実家に帰り、友好団体だった「覇道会」の林忠臣(現・大道塾長野佐久道場責任者)さんの所で稽古させていただくようになりました。
林さんは北斗旗に何度も出てたので、「大道塾やりたい」と言ってて、「じゃあやりましょうよ!」で、暫く後に大道塾佐久道場として再出発しました。

正義感が強く、仁義を重んじる方で、特に、田舎特有の反社会勢力にも全く怯まないのは凄いなと思いました。
自分と同じ「空手バカ一代」イズムで「来る者拒まず去る者追わず」の厳しい鍛錬法でとても充実した日々を過ごしました。

酒を飲んでも全く乱れない(基本的に自分の関わる人は9割酒好きです)

【所属道場生】
丸山弘さん 
覇道会からの唯一の生え抜き道場生、本格的にトライアスロンやってた人でスパー相手しょっちゅうやってもらってました。
最初、道場生は40代の丸山さんのみだったので、「スパーリングは出来ないな~」なんて思ってました。
ところが、やってみたらメチャクチャ強いのでフィジカルって大事だなと再確認させられました。

余裕でシニア優勝狙えるレベルでしたから、「試合出ましょうよ」と自分が言っても、持ち前の謙虚さで「自分なんか無理っすよ」なんて言ってました。
不規則な三交代勤務やりながら、稽古は本当に真剣に取り組んで、実際シニアに出場したら圧倒的強さで二度優勝!
何でも年齢、環境のせいにする人が多いですが、本気でやれば関係ありません。

酔っぱらうと凄く楽しい(基本的に自分の関わる人は9割酒好きです)


堀篭亜紀さん
後に第2回世界大会にも出場しました。
入門は自分が辞める直前でしたので殆ど接点はありませんでした。
自分が通ってた地元のスポーツクラブのインストラクター経験があり、身体能力は女子部としてはかなり高かったです。

佐久で続けていたら、その後どうなったのか?
優勝してたでしょう…無念です。

なんだかんだ結構飲める(基本的に自分の関わる人は9割酒好きです)


小林知昭さん
自分が辞めた後の入門者です。
長野の道場生だから、自分から試合場所で挨拶しても素っ気なく「こっち先輩だぞ( ゚Д゚)」と思ってましたが、色々事情があったそうです。
その後話す様になり、長野から総本部通ってた時期もありました。
日本拳法出身で打撃も強く北斗旗でも好成績を残し、Fと試合した事もあります。

楽しく乱れず飲める(基本的に自分の関わる人は9割酒好きです)


高橋眞也
(お待たせ!、でもそんなに書く事無いな~笑)
最初入門した時20代でデカイし「佐久の次世代エース」になる逸材と感じました。
病気の関係で一回試合出て辞めてしまいましたが、現在は趣味程度に総合格闘技の練習してる様で、一度実家帰った時に久しぶりに一緒に練習して、飲みました。
昼間の自主練では北斗旗用スパーの相手してもらってました。

最近その仲間に裏切られ、人間不信みたいな事言ってました。
「職場」「住む場所」が変わっても続く人間関係は存在しません。
自分は各地を点々としてましたが、それは間違いなく「真実」です。
頑張れ!

ガンガン飲んでも全然平気(基本的に自分の関わる人は9割酒好きです)


この人達に本当は自分が、大道塾松本支部をやって長野での稽古場所を用意してあげられなかったのが、唯一悔いが残ってます。
まだ何年も戦えたし「戦いたかった」人達でした。

そんな事もあり品川支部はそんな人達の気持ちと共に、絶対真剣にやらなきゃならないと思ってます。

また、飲みましょう!

佐久道場でもこの後お世話になる場所でも、地方なのに本当に実力者に恵まれてました。

ここで2002年体力別重量級で初優勝するまで、お世話になりました。

格闘技通信の優勝者予想に自分の名前が初めて掲載され、初めて両親に観戦に来てもらいました。
ここで辞めた理由は述べません。


結果的に佐久道場を辞める事になってしまいましたが、長野の全大道塾支部が組織から脱退した直後で、長野での稽古場所は無かった自分に初優勝までの道を作っていただけた事、本当に感謝しかありません。
改めて、林さん、道場生の皆さん、ありがとうございました!


そんな訳で、この後またシリーズ伝統芸の彷徨モードに入ります。