「20周年興行でKUDOさんと戦いたい」

そんな話は随分前から聞いていた。

10周年興行ではシングルマッチを戦い、後の酒呑童子結成へと繋がっていった。

高梨とは節目節目で対戦し、あるいは供に戦い、私の側にずっと寄り添ってくれていた特別な存在だ。

欠場中も私を気にかけてくれて、エビスコ酒場にもよく顔を出してくれるし、練習へも誘い続けてくれている。

昼の市ヶ谷練習。

朝まで飲んで、今日は行けませんなんてこともたくさんある。

でも高梨は根気よく、毎回お誘いの連絡をくれる。

本当にありがとう(^^)


復帰して、ちゃんと高梨と向き合えたら、それがベストなんだろうけど、体調が良いわけでもなく、出ない方がいいなんて意見もあるし、今はまだ出たくない気持ちもある。

でも人の気持ちに応えるのも、プロレス。

いずれちゃんと復帰をする未来があるからこそ、何もできない今の自分を見せるのも、それはそれで面白いと思っている。

戦いたい選手はたくさんいるし、私が欠場してからデビューした選手もたくさんいる。

団体の雰囲気を作っていくのは戦っている選手達で、

「選手としてDDTを盛り上げていきたい」

そんな気持ちはずっと抱いている。


私はまだ夢の途中だ❗