消された「バンクシーのネズミの絵」
バンクシー新作、消される 地下鉄は落書き禁止(時事通信) - Yahoo!ニュース
ネズミがクシャミをしたり、別のネズミがマスクをしたり、あるいはマスクを落下傘のように持って宙に浮いている絵です。
でも、ネットでそれを知った多くの人びとが 直接その絵を見る前に、その「落書き」は清掃員によって消されてしまったとのことです。www
「バンクシーと知らない 無知な清掃員が〰️!」
「数億円の絵が〰️!」と怒ってみても仕方ない。
清掃員は有名な「バンクシー」とは知らず、ただの落書きだと思って自分の仕事をまっとうしただけです。
その絵に美術的価値など感じなかった。
あるいは「価値があるか無いか 判断する立場になかった」のです。
ある人には凄い価値があっても、別の人には全く無い…なんてことは世間にはざらにありますから、何だかこの顛末は面白かったです。
バンクシーは「偉大な画家?」、「高額な値がつく作品を生み出す画家」なのかもしれませんが、描く場所を考えるべきでした。
仮に 東京の地下鉄に同じように描いても、消されるだろうと思います。
私はバンクシーが絵を描く過程を 動画で初めて拝見しましたが、あのネズミの絵は主にステンシルなんですね。
型紙を作ってそれを壁に当ててスプレーインクを吹き付ける。
それにエメラルドグリーンのマスクの絵やクシャミの飛沫を描き足せば出来上がりです。
ステンシルを予めどこかで作っている。
版画と同じで、同様の絵を量産することが可能です。
ですから、今度は消されないような場所に 同じ内容の絵を描いて欲しいですね。
言いたいことは「マスクをしよう」なので。
「Get Up Again」