羽生選手4位の「ロミジュリ」から思う | 九段の真希のパッチワークな日々

羽生選手4位の「ロミジュリ」から思う

昨日は、帰宅してからも「羽生結弦プログラムコンサート」の余韻にいつまでも浸っておりました。

ソリストの皆さまの超絶技法、またエレキギターやドラム、和楽器の迫力等については他の方も書いてくださると思います。

普段なら一緒の舞台には並ばない さまざまな楽器が一同に会するのも 珍しいコンサートだなと思いました。



著作権の関係からか 演奏されなかった楽曲もありましたが、羽生選手の使用された音楽の90%くらいは紹介されたのではないでしょうか。


「ギリギリまで頑張って~♪」と「ガイア」の演奏を聴いて歌詞が浮かんできてしまった!(特撮ファンなので。笑)。


楽曲によってはスクリーンに羽生選手の演技が映しだされる。
演技と演奏がシンクロしているものもあれば、そうでないものもありましたが(転倒シーン等は外している)、やっぱりシンクロしていると気持ち良いですね。

テレビ朝日主催とのことで「GPファイナル」「GPシリーズ」の映像。

中でも 2011年の「GPファイナル」での「ロミオ+ジュリエット」は 久しぶりに拝見させていただきました (当時の記録媒体を保管していない。DVD「覚醒の時」(フジテレビ系)にも入っていない)。

素晴らしい演技でしたね~。

この演技で 表彰台に乗れなかったのか?と逆にびっくり!。上には上がいたんだなぁ…。


ちなみにその時の成績は以下の通りです。(Wikipediaより転載)

2011/2012 ISUグランプリファイナル
2011 - 2012日程:12月8日 - 12月11日
開催地: ケベック・シティー(カナダ)

⭐️競技結果 男子シングル 
男子シングルショートプログラム - 12月9日
フリースケーティング - 12月10日
順位 名前 合計点
ショートプログラム
フリースケーティング
順位 得点 技術 構成 減点 滑走順

1位  パトリック・チャン(カナダ) 260.30点 
SP1 86.63 (44.19  43.44 1.00) 6 
FS1 173.67 (87.59  87.08 1.00) 6

2位  髙橋大輔(日本) 249.12点 
SP5 76.49 (35.10  41.39 0.00) 5
FS2 172.63 (87.05  85.58 0.00) 2

3位  ハビエル・フェルナンデス(スペイン) 247.55点
SP3 81.26 (42.19  39.07 0.00) 2
FS4 166.29 (84.89  81.40 0.00) 4

4位  羽生結弦(日本) 245.82点 
SP4 79.33 (43.26  36.07 0.00) 1
FS3 166.49 (87.21  79.28 0.00) 3

5位  ジェレミー・アボット(USA) 238.82点 
SP2 82.66 (40.33  42.33 0.00) 4
FS5 156.16 (74.80  83.36 2.00) 5

6位  ミハル・ブジェジナ(チェコ) 218.98点 
SP6 75.26 (38.80  37.46 1.00) 3
FS6 143.72 (71.34  73.38 1.00) 1

この時のフリーの得点を見ると、羽生選手の技術点(87.21)は優勝したパトリック-チャン選手(87.59)に続く2位!。でも、演技構成点(79.28)は全体の5番目でした。
そして🥉3位のフェルナンデス選手(トータル247.55)とは僅差の4位(245.82)となりました。

( 当時は 高橋大輔選手がSP5位からの逆転🥈だったので、その印象が強かった )


現在は高い演技構成点を誇る羽生選手も、この時はまだ若くて 繋ぎや表現力は荒削り。
でも4回転ジャンプ(4T)やトリプルアクセルの成功率が高かった。

「ソチ五輪」まで2年。
今見ると、“黎明の金メダリスト”という感じです。

今年がまた「北京五輪」2年前にあたりますから、選手の顔ぶれを比べてみるのも面白い。
(この時の1位~3位がオリンピックチャンピオンになった訳ではない…とか、五輪🥉を獲得したデニステンはまだいない…等)


ちなみに同時に開催された ジュニアの「GPファイナル」の顔ぶれは↓でした。

⭐️ジュニアグランプリファイナル  男子シングル 

1位   ジェイソン・ブラウン(USA) 208.41点
SP2  68.77 (36.16  32.61 0.00) 4
FS2 139.64 (69.92  69.72 0.00) 5

2位   閻涵(中国) 205.93点
SP3 64.23 (31.87  32.36 0.00) 6
FS1 141.70 (77.86  63.84 0.00) 4

3位   ジョシュア・ファリス(USA) 203.98点
SP1 72.99 (39.21  33.78 0.00) 5
FS3 130.99 (63.85  69.14 2.00) 6

4位   マキシム・コフトゥン(ロシア) 193.76点
SP4 63.68 (32.75  30.93 0.00) 3
FS4 130.08 (69.22  60.86 0.00) 3

5位   日野龍樹(日本) 172.75点
SP5 60.12 (33.58  26.54 0.00) 2
FS6 112.63 (60.77  52.86 1.00) 2

6位  田中刑事(日本) 171.14点
SP6 58.15 (30.87  27.28 0.00) 1
FS5 112.99 (55.33  57.66 0.00) 1


採点基準が違うので一概に比較できませんが、今はジュニアの点数も全体的にむちゃくちゃ高いですね!
先日のジュニアGPファイナル🥇佐藤 駿選手の点数(255.11)が、この2011年の🥈高橋大輔選手(249.12)より高いという…💦。

(2019年「JrGPファイナル」 佐藤 駿…255.11点  SP 77.25  FS 177.86(98.22  79.64))


オリンピックに出場した選手も そうならなかった選手もいます。
たった2年で、ガラリと状況が変わるフィギュアスケートの世界。


フィギュアスケート界にも選手にも 歴史ありだな…と思わされた 羽生選手の「ロミジュリ」でした。