厳しい自然の掟の中で

 

 昨日の夕方、洗濯物をしまおうと物干しの所に行ったら、僕のパンツの上にチョコンと座っている小さい生き物がいました。

 「おやおや、こんな所で何してんの?」

 

 想像するに、モシカシテ「巣立ちの練習中」に、こんなとこで迷ったのかな?

 

 とりあえず、6年生の孫に言って「カゴ」に入れてもらいました。

 もう暗くなるし・・・どうやらこの子は「ヒヨドリかな?」と想像しました。

 

 孫が面倒を見てくれて朝になりました。

 「ピイピイ」と鳴いています。

 

 すると孫が「外でヒヨドリの声がするよ」と。

 なんと母鳥が探しに来たのです。「カゴ」から出してやると母子は飛び立って行きました。何ともうれしい涙が出るような出来事でした。

 

 それにしても、自然界の生き物たちはびっくりするほど厳しい状況の中で生きているのですね。ウッカリしたらネコや蛇に喰われちゃうでしょうし。

 

 また今朝は雨戸を開けていたら、上からボトッと何やら柔らかな生き物が落ちてきました。

 「ヤモリ」です。

  「ヤモリ」となると毛嫌いして退治しようとする人もいるでしょうし、「ヤモリか

トカゲ」や「カナヘビ」はまるで人間の敵のような扱いですから。

 

 しかし、今朝はいっしょに観た三太夫さんは「ヤモリはかわいいですね」と言っていたので、僕もホッとしました。

 

 こういう小動物たちの生きて行く環境は本当に厳しいものですね。

 

 人間の愚かな所は「地球を支配している」と思い込んでいることです。

 こういう小動物のことを「仲間」とは思っていないのですね。

 

 虫や蛾やチョウまで「キライ」で押し通している人がいますから。

 あちらからすると人間は恐ろしいかもしれませんんね。