上皮だけじゃあ

 

 沖縄戦の終わった日で、テレビでその行事を映していました。

 戦争そのものが悲惨なものですが、軍部というのはどうしても国民を犠牲にしてしまうのです。どんなに表面を繕っても戦争はそんなものなのですから、正当性なんかないのです。危険極まりなし、やってはいけないものなのです。

 

 人生の味わいというのも上皮だけじゃあその本当の意味や目的は分からないものなのです。表面だけなぞっていては「もったいない」というものです。少しその奥を確かめなくては。

 

 それなのに「チラッ」と表面をなぞってお終いという人も多いので、残念だなあと思うのです。子どもの勉強などもそうなのです。そのまた奥を確かめられるようにしたいのです。

 

 どうでもいいのですが、今日は久しぶりに歌の練習をしました。

 

 歌って面白いものなのです。一回だけ歌っても何もうまく行かないのです。

 

 ところが、何度か繰り返すと「この歌の特徴」のようなものがだんだん受け取れてきます。そのうち、この歌はこんなふうに歌えばいいのだね、となります。結構奥があります。

 

 決して上手になることはないのですが、上皮だけで受け取るのとは違ってきます。

 どんなことでも「表面だけではもったいない」ということですね。

 

 人生の諸問題。ちょっとだけ表面をかじって終わりという人も多いので、残念。もったいないと思いますが、でもそういう人生観の人は仕方ないようにも思います。

 

 その奥の味わいは「教育」の結果でしょうから。