どこから見ている景色かなあ?

 

 今日も彼(小学生)は寝ころんで本(漫画)を読んでいます。

 

 「また寝ころんでるの?それじゃあグルリの景色は見えないよね」目つぶって生きてるようなもんです。

 

    ザル法と言われるような法律が国会を通ってしまいました。

 

 一体どこから見ている景色なんでしょう?いい大人が。「ザルの方がまだましだ」と言われるような法律ですね。堂々とこういうものに賛成する人は、なんだか自分は高い所から見ているつもりでしょうけど、実はとても狭い視野で眺めているのです。自己中心の・・・。ガツガツして。

 

 さっきの原稿に「下坐行」と言うことを書きました。

 

 一番後ろから皆を見ながら自分の立ち位置を決めます。

 一番下っ端のつもりで全体を見渡します。

 一番弱い所に立って皆を見ます。

 

 「教育」は特に「どこから見るか」が問われます。

 

 謙虚さが失われては全体は見渡せません。

 頭でっかちを捨てて、腰骨を立てて、いのちの不思議を味わえば物事はよく見えます。

 

 どこからどのようにこの世の中の出来事を見るか、もう一度確かめてみたいですね。

 

 いずれにしろ「ザル法」はいけません。ゴマカシが通るなんていう見本じゃ困るのです。寝っ転がってばかりいる少年より悪い景色を見ているのです。