自分に甘いと

 

 7人兄弟の末っ子に生まれた自分は本物の「甘えん坊」でした。

今でもとても性格は「甘い」のです。

 

 何に甘いのかといえば「自分」に甘いのです。反対は「自分」に厳しいというのでしょうが、どうも違うような気もします。厳しさの実態はよくわかりませんからね。

 

 なんとなく、「宿題をやっていないのにどこかで言い訳が通用して、きっと許される」と思っているようなものですね。現実をどう受け入れていくかの心の置き所が甘いのです。

 

 では、「厳しさ」とは心の置き所をごまかさないということでしょうか?

 

 こんな歳になって「自分の甘さ」を反省したって仕方ないのですが、人々を見ていると「甘え」というのはいい面でもあり、残念なことでもあります。

 

  ここをもう一つ心の置き所を上から下へおろしたらいいのに、と思うようなこともあります。ふわっとではなくドシットしたいところです。

 

 子どもなら「世間知らず」で、つい甘く見てしまいます。そんなところが「かわいい」面でもあるのですね。

 

 しかし「甘え」はやはり本来の「自分」を見損ないます。甘えてはいけないという場面があるのです。「努力」を惜しまず「精一杯の人生」で、まずは「あんしん」できると思うのです。

 

 徹底的に甘えを排除しなくてもいいのでしょうが、「自分の甘え」に気づいたらちょっと心の置き所を見直したらいいのですね。

 

 僕も一生かけて少しずつ成長して行こうと思っているところです。真正面に人生を受けとめて。