日本橋七福神めぐりに行ってきました。


数ある東京の七福神めぐりの中で、比較的短距離なのが
日本橋七福神。
全国でも珍しく、寺はなく、すべてが神社なのが特徴です。



地図を片手にいざ出発!



おなじみの水天宮からスタートです。



①水天宮(弁財天)
有馬頼徳公が、加賀百万国の前田公と能の芸を競うことになった際、
弁財天に於いて願をかけられ、満願の日にめでたく勝つことができた為、
室生弁財天ともいわれています。


今年は巳年。
蛇はインドで弁財天の使いといわれ、さらに白蛇は弁財天の化身と
いわれていました。
それを思うと弁財天様が今年は一番ご利益があると考えるのが
自然な流れですね。
財と冨をもたらし、芸術と美の神である弁財天様のお守りが
「巳なる金」です。
早速、お財布に入れることにしました。



②茶の木神社(布袋神)
かつて社の周りで見事に生い茂っていた茶の木がその名の由来。
布袋様は福徳円満と防災の神様として知られています。



③小網神社(福禄寿・弁財天)
約540年前に鎮座した歴史の古いお社。
第二次世界大戦の際、参拝しお守りを受けた兵士が全員生還し、
下町に多大な被害をもたらした東京大空襲では、奇跡的に
戦災を免れたことから、強運厄除の神として崇められています。


水天宮と同じく、小網神社も弁才天様が祀られているため、
こちらでは白蛇の絵馬とお守りをいただいてまいりました。




④寶田恵比寿神社(恵比寿神)
元々は皇居前にあった宝田村の鎮守様。
祭壇中央の見事な恵比寿神像は必見です。



⑤椙森神社(恵比寿神)
創建は約1千年前の古社。
江戸時代には神田の柳森神社、新橋の烏森神社と共に
「江戸三森」として信仰されていました。



⑥笠間稲荷神社(寿老神)
寿老人は長寿の神にして、お導きの神、幸運の神として、人々の
運命を開拓してくださる福徳長寿の守護神として崇められています。







⑦末廣神社(毘沙門天)
吉原が元々あった場所がここ。
葭(よし)の茂る沼沢池を開拓して造った遊女町の葭(よし)原が、
「吉原」になったのだそうです。
末廣神社はその氏神様として信仰を集めていました。
毘沙門天は世界の守護神であり、また福徳を受ける神ともされ、
特に勝負事にご利益があるとして崇められています。



⑧松島神社(大国神)
明暦の大火(1657年)以前、周囲は歓楽街で人形細工職人、
呉服商人、歌舞伎役者、芸妓など、芸能関係や庶民の参拝により
大いに賑わったのだそうです。
11月には酉の市が行われます。



以上で日本橋七福神めぐりは終了です・・・

今回のコースはあくまでも自分の都合に合わせたものであり、
特に参拝の順番は決まっていないのだそうです。

七福神といっても、ひとつの神社に2つ祀られていたり、
同じ神様がダブっていたりするので、実際に周る神社は8社に
なるため「日本橋八福神」と呼ばれることもあるのだとか。

他の七福神めぐりと同様、色紙にご朱印をいただくことができる
日本橋七福神めぐりですが、おすすめなのがこちら


宝船に乗った七福神様です。

寶田恵比寿神社以外で、それぞれのご神像をいただくことができます。
ただし必ずどこかの神社で最初に宝船を買わないとご神像だけの
購入はできないのが日本橋のルール。

ちなみに、ご神像は1体300円、宝船は1600円也。
一社ごとにいただくのが面倒な場合は、水天宮でセットを
購入することもできます。

今年はこれで開運間違いなし!
皆さんにも幸せが届くことを、心から祈っています。



おまけ