震災から今日で1年。
被害者の方々へご冥福を心からお祈りいたします。
また、被害に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。

2011年3月11日14時46分.....
都内の職場で地震に遭遇しました。
地震にはほぼ無縁のオーストラリアで長年暮らしていたこともあり、
かつて経験したことのない大きな揺れに、恐怖のあまり
動くことが出来ませんでした。

相次ぐ余震に怯えながら、津波の映像を目にして
何も出来ずただ呆然と立ち尽くしていたのを
今でもはっきりと覚えています。
職場は都心と横浜方面を結ぶ主要道路に面していて、窓から見ると
道路には多くの帰宅困難者が途切れることなく歩く姿が。
まるで映画のワンシーンのようでした。
僕のその列に加わり徒歩で帰宅しました。

あの日から価値観が180度変わりました。
電気、ガス、水道、食料、通信、電車・・・当たり前と思っていたものが
実はそうではなかったということ。
自分には関係ないと思っていた人の死が、突然訪れるということ。
父を亡くしていますが、当時僕は高校生で若かったせいか、
自分だけは死は無縁だと思っていました。
しかし、今、不自由なく生きているのは奇跡かも知れないことに
気づくことが出来ました。

地震と津波がなかったら今日も笑顔で暮らしていたはずの方々の
想いを無駄にしないためにも、悔いの残らないように、
一日一日を大切に、人生を歩んでいきたいと思います。

被災地の一日も早い復興を心からお祈りいたします。