終演して数日経ってしまいましたが
改めて
キャラメルボックス 2017 スプリングツアー
『鍵泥棒のメソッド』
劇場にお越し頂いた皆さん、来れずともご声援頂いた皆さん、ありがとうございました！
この作品のお話を頂いた時は、正直不安でした。
長い歴史ある劇団さんに客演として出演させて頂けるなんて
本当に自分で大丈夫なのかなと
勝手にいろいろと拡大解釈してしまってる自分がいました。
でも稽古初日から皆さん凄く優しく接してくれて
その緊張も次第にほぐれ
徐々に楽しんで稽古することができたんですが
なんにせよ、今まで経験したことの無い稽古スタイル・演出スタイルだったから
次はそこに戸惑いました。
キャラメルさんはスピード感のあるお芝居が特徴。
そして基本的にマイク無しで演じるスタイル。
サンシャイン劇場でも、一切マイクなしで
皆地声でやってたんです。
でも全く違和感なく最後列まで声が届く。
それだけ役者の熱量が高いということですね。
お芝居は、息をもつかせぬ疾走感が観てて凄く心地いいのですが
稽古初めの頃はそのスピード感についていくことができず
また声量もまったく違った為、ただただ自己嫌悪。
成井さんに「声が小さい！」と何度怒られたことか。笑
でも成井さんの言葉にはとても愛があって凄く勉強させて頂きました。
稽古中もそうだったんだけど、本番に入ると一公演ごとにどんどんお芝居をするのが楽しくなっていって
演じてて『自分楽しんでるなー』と何回も思ってました。笑
でもその気持ちが大切であって、お客さんにも自然と伝わるもの。
そういった、ちゃんと『呼吸をしながらお芝居をする』といったものがキャラメルさんの中には溢れてました。
この経験は俺の中でものすごく宝物。
とてもたくさんの事を吸収することができた作品でした。
またいつかご一緒できるように、これからも邁進していきます。
キャストの皆さん
スタッフの皆さん
『鍵泥棒のメソッド』に携わられた関係者の皆さん
観劇、ご声援くださった全ての皆さん
本当にありがとうございました！
