1週間ほど間が空いてしまいました。。

 

今更、人生初の免許取得に向けて自動車教習所に通っています。笑

大学で上京し、本来であれば高校卒業したタイミングか大学期間中に大抵の方は取得するであろう免許を36歳にして絶賛取得中です。

東京で生活する分には必要性をあまり感じていなかったことと、大学時代は免許を取るためのお金もなく、かつ大学4年の終わりころから就職予定の会社で働いていたため取得タイミングを逃し今に至りました。。

 

しかし、今のこのタイミングで取得しなければ一生取得することはないことと、免許を持っていないことは選択肢が狭くなる(地方移住や海外移住など)なと思い、一念発起して教習所に通っています。

 

おそらくこれからはEV自動車が主流になり、5Gから6Gの世界に移行し、基地局ではなく衛星から電波を飛ばせる時代がくるので、自動運転の性能も高くなっていくはずですが、まだもう少し先の話かと。

なので、マニュアルではなくオートマ限定。

免許だけ取っておこうという算段ですが、社会人を経験してからの免許取得は、意外に面白いと思っている今日この頃です。

 

その話は置いておいて。。

昨日の夜はなかなか寝付けず、寝れないからとネットサーフィンを始めたら尚寝れない寝れない。笑

 

DINKs

”子供を持つべきか持たないべきか”という検索にたどり着き、「DINKs」というワードが目に入った。

 

「DINKs」とは、共働きで子供を意識的に作らない、持たない夫婦、またその生活観のことを指す。とあった。

 

少し前にひろゆきさんが、将来や経済状況を見据えることが出来る人は、将来への不安から子供を作る判断はできないよねという趣旨の発言から、「賢い人は子どもをつくらない=子どもを産む人は賢くない・子どもを産まない方が賢い」という変な解釈に繋がり、話題になったことがありました。

 

「選択子なし」に対して色んな意見があって、

 

・自分も子どもを持つか悩んでいた

・同じような考えの人がいると分かって安心した

 

という意見がある一方で、

 

・子どもがいると苦労するけど楽しいし幸せ

・本能的に子どもはほしい

・子どもを産まない人はずるい

・子どもがいない人は性格等に難がある

 

などという世知辛い意見もあった。

 

私たち夫婦にも子どもがいないため、この「DINKs」に該当するんだと思う。

 

私の話をすると、これまで3回ほど流産をしており、まだ子どもを持つ選択肢も可能な年齢にも関わらずチャレンジをしていない。

 

子宮外妊娠

1回目の妊娠は、31歳の時で子宮外妊娠だった。

28歳で結婚して、自然に任せていた時の妊娠判明だったため、とても嬉しかったのを覚えている。

しかし、病院に行き検査をしたところ子宮外妊娠であることを告げられ、緊急入院緊急手術となった。

子宮外妊娠ってなに?というレベルだったので、正直よくわからなかったが、心拍もあり、あと1日遅れていたら卵管が破裂してしまうところだったらしい。

妊娠継続は不可能で、卵管ごと切除しなければならない。

 

※子宮外妊娠とは

 

あまりに急な話すぎてはじめは涙も出なかったが、手術後冷静になった時に、心拍を見ていたこともあり妊娠継続が出来なかったことの喪失感、着床するタイミングで自分が動きすぎたからだ、などの自己嫌悪感はしばらくぬぐえなかった。

 

しかも、子宮外妊娠になる確率は全妊娠の約1%(100人に1人程度)。

まさか自分がそうなるとは思いもしなかった。

 

部分胞状奇胎

2回目の妊娠は、翌年の33歳になったタイミングだった。

少しずつ気持ちは癒え、子宮全摘にならないだけよかったねと思えていたころ。

卵管は1つしかなくなってしまったが、それでも自然に妊娠出来たことはすごく嬉しかった。

 

病院で検査を受け、まずは子宮にちゃんと着床していることが確認できた。

まずは一安心。

 

しかし、今度はなかなか心拍が確認できなかった。

胎嚢(赤ちゃんが育つ袋)の大きさに対して心拍が見えない。

流産確定と同時に、病理診断の結果、部分胞状奇胎ということが分かった。

 

部分胞状奇胎?またよくわからないぞ?と。

 

部分胞状奇胎とは、本来であれば1つの卵子に1つの精子が受精するが、1つの卵子に2つの精子が受精してしまい胎児成分と奇体成分が発生してしまうこと。

もちろん妊娠継続はできないのと、癌化してしまうリスクもある。

 

※胞状奇胎(全胞状奇胎・部分胞状奇胎)とは

 

妊娠によって癌になるということがあると分かったことはショックだったし、喪失感や自分の身体がおかしいんじゃないかと思った。

そして部分胞状奇胎になる確率は0.2%(1,000人に2人程度)。

まさか2回連続で稀なケースに自分がなるとは思いもしなかった。

 

ふつうの流産

3回目の妊娠は、また翌年の34歳。

ちゃんと検査もして不妊治療をしようと、不妊治療専門のクリニックに通いはじめた。

検査キットをもらって、次回は検査をしましょうというタイミングで、また自然に妊娠をした。

妊娠をする力はあるというのはすごい嬉しかった。

 

でも、前回と前々回の件もあり、不安で仕方なかった。

また子宮外妊娠なんじゃないか、胞状奇胎なんじゃないか、そうじゃないとしても、染色体異常やダウン症なんじゃないか、そんなことばかり考えて、素直に喜べなかった。

 

無事に子宮外妊娠ではないことが分かり、今度は心拍も確認できた。

すごくうれしかったし、安心してめちゃくちゃ泣いた。笑

 

ただ、仕事上でストレス過多な時期だったこともあり、検診に行った時に心拍は止まっていた。

 

もう今回ばかりは泣いて泣いてどうしようもなかった。

泣けるだけまだましかもしれないけど。

父親はすでに他界しており父親っ子でもあったため、父親の死はとてもとても悲しいものがあったけど、自分の子を亡くす経験はそれ以上のものがあった。

 

結婚して、避妊しなければ妊娠はするものだと思っていた。

妊娠したら、ふつうに出産するものだと思っていた。

全然当たり前じゃない。

出産は奇跡だとかいうけど、本当にそう。

奇跡が起きないと人は産まれない。

すごいことだと思うけど、自分に奇跡は起こせない。

生物学上の人としての機能に欠けている。

子どもを殺してしまった。

そんな自分が生きていていいのか?

 

完全に心が折れてしまったのだと思う。

 

子どもを持つべきか持たないべきか

自然に妊娠出来る力があることはわかったが、育てることが出来ない。

育てられる身体になれるように治療をすれば良いのかもしれないが、何より妊娠がこわい。

 

そしてこんなことも考えた。

 

”そこまでして子どもを持つ必要はあるのか?”

 

・子どもを持ちたいと思うのは親のエゴなんじゃないか。

・自分自身、生きていくのは大変だと思っている。

・仕事だって人間関係だって、大変なことばかりだ。

・日本の将来は厳しい。

・海外の視野は必須。

・でもお金がかかるし、海外を視野に入れた生活基盤がそもそもない。

・SNSでの誹謗中傷や、いじめなんかも横行している時代に産み落とすなんて。

・自分だったらLINEやSNSが当たり前の学生生活は嫌だ。

・自分が嫌だと思うことを子どもにしていいのか。

 

年齢的にも36歳で、決して若いとは言えないけど、まだ産める身体ではある。

でも現時点では子どもを持つためのアクションをしていない。

旦那さん的には二人で楽しくいられたらいいと言ってくれているけど、正直罪悪感はぬぐえていない。

最近兄に二人目の子どもが産まれた。

子どもが今時点ではいなくて良いと思っているけど、おめでたいと思う反面、嫉妬に近い感情がある気もしている。

 

自分自身が、人生は楽しいと心から思えて、肯定出来たら、そしてそれがまだ産めるタイミングだったら、自分たちの子どもに会ってみたいと思うけど、まだその時ではないかなと思う。