私の妊娠に気付いた課長が部長へ昇格した。

入社して3か月での部長昇格はまだ会社のことも知り切れていない中で重責だったと思う。

 

出来る限りサポートしたいと思った。

 

部長昇格の経緯

ただ、部長に昇格後、日に日に部長と社長との関係性が悪化していった。

私は人事業務に専念するとなっていたため上司からは外れており、部長の直上司は社長だった。

 

問題解決が出来ない、代替案を出すことが出来ない、相談も出来ていない状況だった。

 

はじめのうちは入社して間もないことや重責もあるんだろうと、相談に乗り、アドバイスし、時に社長と部長との間に入り調整をしていた。

社長にも、もう少し部長に歩み寄ってあげてほしいという打診もした。

以前の営業責任者の退職の件もあったし、社長に「どうせ暇だろ?」と言われたことをきっかけに退職した子もいたから。

社長にとっては耳障りだったのかもしれない。

その時に社長から衝撃的なことを聞いた。

「なぜそこまで部長をかばうのか。〇〇部長は〇〇(私)のことを相当悪く言っていたよ。」と。

 

簡単にいうと、部長は私のことを色々と悪く言い、私を下げて部長に上がったらしい。笑

社長が部長に昇格させたいと言っていたのも、なるほどなと思った。

私の妊娠も発覚し、丁度良いなということで、少し早いけど昇格させようとなったんだと思う。

まぁ、それが事実だろうが事実じゃなかろうが、業務だけちゃんとやってくれれば正直どっちでもよかった(私のメンタルはだいぶ鍛えられていたみたい。笑)。

でも、もうフォローする必要はないかな、と、ドライにそう思った。

 

部長昇格後

しかし1か月経っても、2か月経っても、その状況は変わらず、その部長は何かにつけて部下のせいにすることが増えてきた。

 

私自身、人事業務に専念するとなっても、完全に業務が離れたわけではなかった。

部長の部下は私に相談してくるし、上司に相談したのかと突き放してもやはりまた私に相談がくる。

 

クライアントとの会議が明日に控え、資料が出来ていないまま担当の子が体調不良で会社を休んだ。

 

どうするのかと部長に尋ねると、「私にできる訳ないじゃないですか~!笑」と笑いながら他人事のようだった。

 

何を言っているんだろう?と思いながら、「あなたの部下ですよね?」と尋ねると、「違います、〇〇(部長の部下である課長)の部下です!」と自信満々に言う。

 

呆れて何も言えなかったが、「課長の部下はあなたの部下であって、明日に会議を控えているのであれば資料は間に合わせなければいけない。課長と話をして資料は準備をしてください。」と、課長も呼び二人に話した。

 

そこから頑張って資料をつくろうとしていた様子だったが、保育園から子供のことで呼び出しがかかったとその部長は早退し帰っていった。

 

そこから課長が資料を作っていたが、明日に間に合いそうもなかったため、夜中まで一緒に作業し無事に会議には間に合った。

 

部長としてあの発言は何だったんだろうと、責任者としての自覚はあるのかと疑った。

前職で部長していましたと自慢げに言っていたし、部長昇格後も自己紹介の機会があるごとに「部長の〇〇です!」と言っていた。

部長という肩書が欲しかったのかな?

保育園からの呼び出しも、熱を出したのか保護者の集まりなのかはわからないし、子育ては大変なんだろうということもわかるけど、保育園から呼び出しを受けてほっとしているかのように正直見えてしまった私は性格が悪いんだろうか。。

 

結局、社長と部長の関係性は良くなることもなく、部長は会社を退社した。

 

部長の退社の影響で後を追って離職が出ることも覚悟したが、意外にもそうはならなかった。

 

ただ、残念なことに私の3度目の妊娠は流れてしまった。