動きを正しく見る | 窪田テニス教室

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皆さんの技術向上のキッカケぐらいになればと思います。
内容は指導者向けかもしれません。
はじめての方はテーマ欄の「注意事項」をすべて読んでください。


自分の理想を、他人に発表するだけなら簡単です。

それが間違っていても、言えばいいだけですから。

「発表=アドバイス」だと勘違いしないように。

アドバイスとは、目の前にある問題についてのものです。

その問題を無視して、自分勝手な理想を言い放っているだけの指導者は多い。

生徒の動きが、どういう動きなのかを分析し、

どうやったら、改善できるかの方法を、具体的に、客観的に伝えることをアドバイスといいます。

そのためには、まず生徒の動きを正しく見る必要がある。

ここを間違うと何をやっても上手くいかない。

これは、経験を積めばできるようになるというものではないです。

なぜなら、数十年、指導しても、動きが見えない指導者は多い。

もちろん、視力の問題ではありません。

そんな指導者に、動きの見方を教えると、「考えたことがなかった」「気づかなかった」「そう言われてみれば、そうですね」という返事が多い。

そんな指導者でも、説明されると理解はできる。

なぜなら、私が教えたのは「当たり前」のことだからです。

「それは知っていたけど、他の動きを優先しています。なぜなら、、、」といって、理由までを論理的に言えた人はいません。

どうやったら 動きを正しく見ることができるのか?

まずは、他人の真似をすることです。

上手い人の真似ではなく、下手な人の真似です。

その下手な動きを真似して、どのタイミングで、どの方向に、どれぐらいの筋力が必要かを感じてください。

感じることができたら、もう一度その動きを見てください。

真似する前と、真似した後では見え方が違ってきます。

感じた分だけ、見えてくるのです。

上手くできると、呼吸まで分かるようになる。

これが、動きを正しく見る方法の一つです。