重いラケットを、軽く使うとは | 窪田テニス教室

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皆さんの技術向上のキッカケぐらいになればと思います。
内容は指導者向けかもしれません。
はじめての方はテーマ欄の「注意事項」をすべて読んでください。


そのラケットがどんなに軽くても、使い方が悪ければ、重くなります。

次の2つのことを試してください。

1、(ラケットヘッドが真上に向くように)ラケットを立てて持ちます。そのまま、人差し指と親指の2本だけで支えてください。

2、ラケットを水平にして持ちます。そのまま、人差し指と親指の2本だけで支えてください。



どんなに軽いラケットでも、2のような持ち方だと重く使うことになります。

構えたとき、ラケットは立っていたほうが良いということです。

「ラケットを、真下に垂らして持つのも楽ですけど?」という人がいます。

確かに楽です。

ですが、

落とすことができない(落ちてしまった)ラケットは、落ちる=重さというパワー(速さ)が使えません。

そのため、腕に力を入れて、振らなければならない。

高い位置にラケットがあれば、腕の力を抜くこと(=落とすこと)で、振れるというのに。

気をつけてくださいね。「やってみて、楽だったらOK!」とは限りませんから。

楽な姿勢には、動きやすいものと、動きにくいものがあるということです。

例えば、「ラケットを水平にして持っても、苦しくない」という人がいます。

先ほどのように、二本指でラケットを、水平にして持ってください。

このときに、肩を上げて(怒り肩にして)、肘を身体の後ろ側に引く。

こうすると、少しだけ楽になります。これをやる女性は多いですね。

もちろん、このやり方はダメですよ。(腕の説明書