Q、「その打ち方は、難しそうですね。私には、まだ早いです。もっと基本的なことからできませんか?」
A、「あなたをよく見て、やることを考えています。」
Q、「難しそうなので、、、」
A、「すぐにできるような簡単なことをやっているだけでは、練習になりませんよ。」
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私のレッスンを、はじめて受けたときに、こんなやり取りになることがあります。
レッスンで、生徒の動きを見る前から、アドバイスすることは絶対にないです。
まず、生徒の動きを分析するところから入ります。
動きを分析した上で、その動きに対してアドバイスします。
私は、「これが基本だ」「これをやれば絶対に上手くなる」というように、カタを押し付けるようなことはしません。
身体の作りを上手く利用しているのか
身体全体のバランスはどうか(各部位の重さが釣り合っているか)
重さの向きに逆らっていないか
ということを考えています。
要するに、効率が良い動きかどうかです。
その動きよりも、この動きのほうが、
小さな筋力でできる
筋力を使う時間は短い
というようにね。
上手くなるとは、より効率が良くなるということです。
それが「まだ早い」っていうのは、どういうことかな?
やったことがない動き、又は、できない動きを練習するのですから、簡単ではないかもしれません。
でもね、
簡単な動きは、色々なことを成すのが難しい
難しい動きは、色々なことを、簡単に成すことができる
ということを覚えておいてください。
簡単な動きで、上手くいくなら、レッスンなど要りません。
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このような質問をしてくる人は、他のスクールに通ったことがある人です。
指導者の責任ですね。
これについては、また書きます。