終演。 | クボタマサヒコ『クボリカワ書房』

終演。



なんだかめまぐるしかった日々が過ぎて、やっと落ち着いてこれ書いてます。


ひとまず、お礼が遅くなりましたが、大阪での BOYZ DON'T CRY に遊びに来てくれたみなさま、そして出演者&スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。

ふだんのライブからしたら結構な長丁場だったけど、なにはともあれ DJ&VJ 陣からバンド、そしてスタッフまでが楽しんで創り出してくれた空気が、そのままお客さんに伝わって、それがまた出演者にかえってきて、結果みんな楽しい! っていう、ごく自然でまっとうなコミュニケーションがそこに存在してたなぁ、と思います。


また近々、そんな遊び場を用意出来たらと思っているので、その際はぜひ。



そしてそんな余韻の覚めやらぬ中、

『BEAT CRUSADERS 2010年9月4日 散開』

のお知らせでした。


寝耳に水、青天の霹靂、藪から棒・・えーっとあとはなんだ、、まいっか。

ともかくそんな印象を受けた人もいるかと思います。

残念ながらラブ・ストーリーではなく、終わりは突然にやってきたように映ったのかもしれません。


確かに、自分も今までたくさんの愛すべきバンドの終わりを、驚きと共に受け止めてきました。

(シャーベットとかグリーンジャイアントとかキャプヘジとかハスキンとかショーサキとか、、涙)


でもそこにはそれに至るまでの様々な経緯と、それに要した綿々たる時間があったりするわけで。

我々もそれなりに長い間、いろんな選択肢を考え抜いた上での判断だった、というのは本当のところです。


月並みな私見ですが、この種のシチュエーション(まさしく)は、もはや「ネガティブに捉えようと思えばいくらでもネガティブになるし、ポジティブに捉えようと思えばどこまでもポジティブになれる」ものだと。

自分がファンだったら文句なんてぜったい・・言う、な。。

まぁ、そんな簡単なものじゃない、けど、最後は心持ち一つだと思うのです。


そもそも「音楽を面白くする」というひとつのプロジェクト的にスタートして、いわゆるメジャーというスタンスの音楽シーンの中にまで飛び込み、いまのメンバーと6年ほど大騒ぎをしてきたわけですが、そこには良いことも、悪いことも、たくさん在りました。想像以上に。


でもどうであれ、その経験そのもの、出会えた人々、そしてみなさんに耳を傾けてもらえたこと、それがいま何にも代え難い財産になっているわけで。これもまた、想像以上に。


それをメンバーそれぞれがエネルギーにして、どんなカタチであれ、次なるものを生み出していくのは明白なので、もう、すんごい期待してもらっていて大丈夫です。・・たぶん。(いまのうちからみんなにプレッシャーを、、)


というわけで、いまは変な憶測や誤解をして欲しくないので、語れるのはここまでですが、もし必要になる時が来たらまたキーボードに手を置きたいと思います。


奇しくも本日、6/9。

あと3ヶ月、大人げなく最高にくだらなく騒いでいきたいと思うので、一緒に楽しんでもらえたら、それ以上嬉しいことはアリマセン。



・・最期くらい、アレやっとくかなぁ。




多謝。



             クボタマサヒコ (BEAT CRUSADERS, kuh)