ハルキスト。
雨曜日::
ひさびさ読書でも。
いや、オナカも減ってるから料理か・・
にしてもなに作るか、、
むぅ~
なんて時、いままさしく手に取ったこの一冊。
■『村上レシピ』岡本一南(ゴマ文庫)
本を読んでる時、その小説の食事のシーンや料理してるシーンで、あたかもそれを体験してる気になってついオナカが鳴ったり、ガマン出来なくて同じものを作りにキッチンへ向かってしまう体験ってないですか?
クボリカワ的にパッと思い起こしてみると、、沖縄小説『豚の報い』(又吉栄喜・作)の豚を一頭つぶして隅からすみまで脂まみれになって食べる(沖縄では豚は鳴き声以外全部食べるっていうしね)シーンや、小学校の頃読み耽ってたシャーロックホームズに度々登場する魅力的なイギリス料理(一般的に不味いって言われてるとは思えないくらい魅力的)、あと、沢井 鯨 の『P.I.P』に出てくるベトナム料理(フランス料理とアジア料理の融合により世界一美味しいとも言われる)を次から次へと食べ尽くすシーン、などなど。。
そんな中でも料理の登場する頻度がかなり高いのが村上春樹作品。もう、読んでるとすぐオナカが減ってきて、ビールが飲みたくなるのです。実際、キッチンでパスタ茹でる間にビール吞みながら『ねじまき鳥クロニクル』を読んでみたりしたこともあったり。
そんな「美味しい小説」村上作品に登場する数々の料理のレシピをまとめたのがこの一冊。あの作品のあのシーン、ぜひ同じ作品を片手に気軽に料理をしてみてはいかがでしょう。
実用度:★★★★★★
春樹度:★★★
ムラカミ度:---