ロンドンから帰国して | 皆様ご機嫌いかがでしょうか 

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【久保田光彦オフィシャルブログ】 

7月初旬にロンドンから帰国してから、週も開けずにあわただしく沖縄・石垣島へ飛んだ。目的は、WOWOWの特番”岡田武史の挑戦~監督という職業~”のインタビューで、岡田監督に文字通りたっぷりと話を訊いた。内容はここでは明かせないし、編集でどこが使われるか判らないが、私が知りたかった部分を確認できただけでも、石垣まで行った甲斐がありました。

新聞・テレビで報道されていたこととかなり違っていて、正直ビックリしましたネェ…。もちろん岡田監督のインタビューだけでは、100%の事実とは言えない。選手やコーチ・スタッフにも話を聞いて検証すべきなのは承知しているが、そこは番組のコンセプトではない。要は、岡田監督が何を語るかが、焦点なのである。まあ、OAを楽しみにしていましょう。因みに7月26日夜10時からです

7月10日、演出家で劇作家のつかこうへい氏が亡くなった。62歳の若さであった。私は、小劇場ブームと言われた80年代初期のころ、何回か『つかこうへい事務所』の公演を観に行った。印象に残っているのは、なんといっても【熱海殺人事件】で、木村伝兵衛が風間杜夫、大山金太郎が加藤健一で、新宿・紀伊国屋ホールの舞台だった。

本も読んで、中身を知っているつもりになっていたが、後に小林信彦氏がその著書の中で、「あまりにも巧みな作劇術のため判りにくいが、これは差別についてのドラマなのだ。」と熱海殺人事件について書いてあるのを読み、私は評論家には絶対になれないと、痛感したのを覚えている。最近は舞台を見る機会もほとんどなく、つかこうへい氏の活動も新聞・週刊誌等で知る程度であった。合掌。

前後するが、W杯スペイン初優勝はまことに目出度い。リーガエスパニョーラを担当しているからではなく、スペインのサッカースタイルが世界の頂点に立ったということが素晴らしい。ちょうど石垣島で、岡田監督と一緒に観ていたが、監督はどことなく関わり合いたくないような、すこし冷めた目線でプレーを追っていたように感じましたネ。ここ数大会の中では、最も面白いW杯だと私は思います。(異論はあるようだけど…)。

7月11日の参議院選挙で、民主党が大敗した。結果はほぼ予想した通りですネ。管総理の消費税発言が影響したと言われているが、民主党は言ってることと(マニフェスト)とやってることが違いすぎる。国民が何を期待しているのか、もう一度考え直して方がいい。みんなの党が躍進したが、私は去年の総選挙のときから、民主党がすんなり行くわけがないとは思っていた。問題は、この後です。みんなの党が起爆剤になるのかどうかは判らないが、自民党を含む政界再編こそが、政権交代の最終目的地だと、当初から期待していたので、少し早い気がするが、民主党の為体は織り込み済みです。