セラピストは、多かれ少なかれ、お客さまのお身体を揉みます。

また、お客さまも、それを期待されます。

なぜ、お客さまは、揉まれるコトを期待されるのか。

それは簡単、揉まれると、気持ち良いからです。

何故揉まれると気持ち良いのか?

それは、筋肉内に溜まった老廃物が、筋肉を内側から硬くさせ、血行不良を引き起こし、更に筋肉内の老廃物を溜め込んで、筋肉に弾力を失わせ、周りの筋肉とくっ付き合わせて、
その部位が動かなくさせてしまっているからです。

筋肉に本来の弾力性があれば、周囲の筋肉との間に、隙間が出来て、「滑液」と言う体液が、グリースの役割をし、筋肉同士がくっ付かず、スムーズに動きあい、身体が抵抗なく自由に動きます。

「揉む」と言う行為を外部から力を加えるコトにより、筋肉内の老廃物を強制的に絞り出し、筋肉内の老廃物を減らし、筋肉を動かすコトによって、筋肉同士の隙間に、「滑液」を入らせて、筋肉同士がくっ付かず、自由に動けるようにするので、老廃物が起こしていた筋肉痛が解消され、筋肉も自由に動けるようになって、身体が「楽」になるので、人は、「揉まれる」コトを気持ち良く感じるのでしょう。

筋肉が柔らかくなり、関節も可動範囲が大きく広がったなら、それ以上、揉むのは、今度は、筋肉を傷める原因になるので、いくら気持ちが良いのからと「限りなく揉むのは、筋肉痛のもと」になってしまいます。

また、これは専門的になるのですが、筋肉は「筋繊維」と言う無数の糸のような伸び縮みするものが、束になって構成されています。

故に、揉む時は、筋肉繊維を傷めないように、筋肉の形に沿って、圧したり流したり(マッサージ)するのが良いです。

筋肉の向きに対して、直角に揉むのは、筋繊維を傷め、後の筋肉痛の原因になるので、避けた方が良いでしょう。

筋肉は思っている以上に、凝っているので、揉まれると、大抵の人は、気持ち良く感じるでしょう。

どこまで揉むかが、「揉む」コトによって、効果が出るかどうかの分かれ道です。

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