人には、その人固有の「元気」、丁度良い健康状態があり、この状態を、その人の「中庸」とします。


当然、その「中庸」は、ある人にとっては活発過ぎでも、他のある人にとっては、元気なさ過ぎな場合もあります。


(生命力がない)陰---------中庸(その人固有の元気)---------陽(生命力が暴走している)


そもそも「元気」とは、「活発な状態を言うのではない」のです。


その人が、「生まれ持っている、その人固有の健全な心身の状態」のことを、「元気」と言うのです。


そして、それがその人の「中庸」です。


その状態は、あたかも下図のような個人差が現れてきます。


Aさん              陰--------中庸--------陽

Bさん 陰-----------中庸------------陽

Cさん                        陰------------中庸----------陽

Dさん      陰------------------中庸-----------------陽


このように、人によって、中庸(元気)がそれぞれ違いがあります。


それぞれの人にとっては、中庸の周辺に心身が置かれている状態ならば、その人にとっては、健康なのです。


分り易く、勝手に例えさせてもらうと、Cさんを、明石家さんま氏に、Bさんを、栗原類氏に例えると、分り易いのではないかと思います。


もし、明石家さんま氏が、栗原類氏が笑っているようなテンションだったら、みなさん、明石家さんま氏の健康を心配されるのではないでしょうか。


また、その逆でも。


しかし、それぞれ固有の中庸(原因)を持っているので、このように単純に比較するコトの意味のなさが、お分り頂けると思います。


当然、ご自身と他者を単純に比較するのは、意味がありませんし、ご自身の中庸を正しく見付けて頂きたいと思います。


セラピスト・カウンセラー・ヒーラーの方には、その方の中庸を見つけ出し、そこからどちらに振れているかを見出し、本来の中庸(元気)の位置に戻していくように施術して頂きたいと思います。


一般の方も、他者と見比べて、一喜一憂しないようにして頂きたいと思います。


人間は個人個人、個人差があって、個性を作っています。


個性と病気を混同せず、正しく見極めましょう。