難病の叔母が退院しました。
昨日の東京は暖かく
退院を祝ってくれるような空。
ご褒美の杏仁豆腐を食べて
お天気も最高だし
今日は穏やかに終われそう。
主治医の先生から話があって
治療開始が遅かったため、アンカ関連血管炎(難病)は残念ながら治らなかったと。
他の治療法もあるから、今後は地元の病院で入院治療をするか、ただし治る保証はなく、副作用だけが出て、かえってマイナスかもしれない。
それともアンカ関連血管炎は諦めて、人工透析だけをしていくか。
幸い腎臓しか影響を受けていないから、生命予後が悪くなることはない。
どちらを選ぶかは悩みどころです。
明日◯◯病院で相談してきて下さい。
叔母も悩んでいて、確かに究極の選択。
でもこれは叔母の問題だし、変なことを言って、私に言われたからと、また陰口を叩かれるのは嫌。
80歳の半分ボケた私の母が付き添うことになってるから、明日の午前中はゆっくりだ。
午後からは仕事だし、夜は忘年会だから家のことは午前中にやれると、計画していました。
ところが
「ボケた姉ちゃんでは不安だな。明日もかあたんに来て欲しい。」
明日は忙しい。でも行けないわけではない。そうすると私の計画は崩れて慌ただしい一日になってしまう。
「かあたん、もっと楽になるようになんないのかい。私以外のことは、もう少し削ったら。」
カチーン
正直おばちゃんが重荷なんだけど
悪いと思ったのか
「落ち着いたら一緒に旅行行きたいね。」
私は行かない。
「かあたんの意見が聞きたいのよ。」
治療法決めるのは自分でしょ?
「かあたんが私の立場だったらどうする?」
私も腎臓が弱い方で、将来透析となったらどうするか、透析を選択せず死を選ぼうか、でもそうなったらそういう訳にはいかないのかな、とよく考えていたので
カチンと来てしまった私は
私だったら透析すらやらない。
と言ってしまった。
叔母ちゃんに死ねと言ったようなもんですよ。
この後、猛烈に後悔しました。
オオカミ男が月夜に獰猛になって人を襲い、人間に戻って後悔するのと同じだ。自分のことだけど、本性を見た。
何でこんなに腹を立てるのか。
同じ状況でも、腹を立てない人もいる。
おばちゃんうんぬんではなくて
私の問題なんじゃないか。
帰りの電車に乗り込み、お昼を食ながら、謝ろうか謝らないかを考えていた。
その時
「これ。これでも足りないけど。
かあたんがいなかったら私は‥」
と10万円も渡してくれた。
お礼はラーメン1杯とか、子供の小遣い程度しかもらってなかったので、ビックリして、受け取れないと返したけど、膝の上に置かれた。
はたして、これは受け取っていいのか。
受け取ったら、1から10まで私がやらないといけなくならないか。
でも本音は欲しい。
お金をもらうことで、介護が仕事と思えば気も楽になるだろう。
で、もらいました。
本当に現金なもんで、その後は率先して手伝ってあげて、ポストに溜まっていた手紙を、嫌味も言わずに見てあげた。そして傷つけてしまったことを謝りました。
宇宙存在のバシャールが
(一気に怪しくなりましたね💦)
「人生に失敗などない。
自己否定が唯一の間違いだ。」
ショーゲンさんがアフリカで言われた
「人を助けるのは素晴らしいことだけど、じぶんが満たされてからやるんやで。」
を思い出し、暴言を吐いたことは反省し、自己否定は終わりにして、自分愛しに勤しもう。
いくら探しても保湿クリームがないと、今叔母ちゃんから電話がきて、私が分かるわけないよと思いながら穏やかに対応したら、「あんたは優しいね」だって。忘れたふりしてくれてるのかな。
今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました
「誰のために生きるの?」
「自分のため」