2年前、血圧の急上昇をきっかけにパニック症状が出ました。
パニック発作といえば息苦しさだと思うのですが、私にはそれはなく、襲ってくるような不安感。
居ても立っても居られない、あれは不安感なんてなまっちょろい言葉では表現できません。
言うなら、、車で人をひきそうになった時のドキッがずっと続くみたいな感じ。
心療内科、栄養療法、ハリ治療、カウンセリング、スピリチュアル。
いろんなことをたくさんやって、何が効いたのかは分からないけど、いや、全部が効いたような気がします。
とにかく今は心穏やかで、恐れが減ってきました。薬は飲んでいません。
それが、ただ一つ。
血圧を測るのが怖いんです
家で測るのにも勇気がいるんですが、病院で、先生の目の前で測るのが、もう、チョー怖い。
家での血圧を記録したノートをもとに薬の処方をするので、病院での血圧測定は意味がないと思うんですが、測るんです。
「バンジージャンプを飛ぶくらい怖いから、血圧測定は勘弁してください」
「まぁ、いいから」
と、測られてしまいました
案の定血圧は170超え。
そんなある日、
森田療法のメルマガをのぞいたら、無料カウンセリングの空きがあり、昨日受けました。
パニック障害を乗り越えた経験のあるカウンセラーさんで、40代後半で大学院に通い臨床心理士の資格を取られたそうです。
すごい勇気ですよね
45分間のカウンセリングで心に残ったのは、
「血圧測定が怖い」
が本心なのに、
「それじゃダメ、リラックス!」
と理性は司令を出す。
落ち着け落ち着け!と言ってはみても、体は言うことをきかず、コントロール不能の焦りが交感神経を刺激して血圧を上げる。
私の本心て、リラックスしたい!じゃないんだ
怖い!が本心。
体の反応が本心。
そうなんだぁ!今まで全く逆だと思ってた。
体の反応を頭でどうにかしようと必死だった。
「恐れは恐れのままに」
「不安を抱えながら、自分の人生をしっかり生きる」
「症状をなくすのが目的ではなく、症状に対する考え方を変えましょう」
というのが森田療法の考え方のようです。
恐れはなくならない、と。
恐れはなくなる、と私は信じていますが
森田療法はスパルタですが、素晴らしい考え方だと思います。