気になる未成道 東京補助２１６号線（その１）
２０２１年１１月訪問
東京補助２１６号線は世田谷区と杉並区を南北に結ぶ都市計画道路のひとつです。
補助２１６号線の北端である五日市街道から南へと向かいます。
近くに大宮前五丁目というバス停があります。余談ですがこのバス停を経由するバスは１日にわずか２本だけです。
西宮公園、西宮中学校といった区の用地を少し流用しますが、大半は民有地を買収しなければなりません。
都営久我山五丁目アパートの西側にわずかながら用地が確保されているようです。
現状は狭い道路が通っていますが、この道を拡幅するようです。
さらに南へ進むと、土地の高度が下がっていきます。
標高が下がりきったところに、神田川が流れます。
谷状になったところに、神田川と並行して人見街道や京王井の頭線が走っています。
久我山駅の近くで補助２１６号線と井の頭線は交差しますが、富士見ヶ丘駅から伸びる車両基地の線路が何本もあり、車両の整備を行う建屋もあります。
おそらく長い橋で人見街道、井の頭線、神田川が走る谷を一気に跨ぎ越すことになると思われますが、ここは難工事になりそうです。
高井戸公園の西側を走る計画になっています。
神田川の南側から玉川上水の間は杉並区施行の優先整備路線に指定されていますが、公園西側の道路用地と思われる場所にはまだ新しいと思われる住宅が建っています。高井戸公園と同時に補助２１６号線も整備すればメリットも大きいように思えるのですが、優先整備路線への指定が一歩遅れてしまい、歩調を合わせることができなかったのでしょうか。
玉川上水の両岸を挟み込むように走る都道１４号新宿国立線の北側ではわずかながら道路用地が確保されているようです。
その２では、さらに南へと進みます。