気になる未成道 海老名3・6・1~厚木3・6・3 社家岡田線
2009年12月訪問
社家岡田線は相模川を渡り、海老名市と厚木市を東西に結ぶ都市計画道路のひとつです。
厚木市側の端点となる交差点にやってきました。
神奈川県道601号酒井金田線から東に延びていく予定です。
狭い道が伸びていますが、100m程で民家に突き当たってしまいます。
横切る道は古くからあるようで、本厚木駅と平塚駅を結ぶ神奈中バスが走っています。
厚木市立相川小学校の校舎と体育館との間を、学校用地を分断するように突き抜ける計画です。
渡り廊下が設置されていますが、道路工事が始まればあっという間に撤去されてしまうことでしょう。
相模川の土手にやってきました。
すでに橋のようなものが出来上がっているようです。
橋脚はかなり幅が広いのですが、現状では上流側の歩道部分のみ橋桁がかけられています。
厚木市の都市計画図を見ると橋の手前までの道幅は14.5m、橋の上では11.5mとなっているので、下流側には歩道は設置されないようです。
もしかしたら渡れるのではないか?と思いがあったのですが、残念な結果に終わりました。
二重の扉で厳重に塞がれ、おまけに監視カメラまで設置されています。
ここは相模大堰。単なる道路橋ではありません。相模川の水を取り込み、生活に役立てる重要な施設です。
上流側の目と鼻の先には東名高速道路があります。
大きく迂回し、海老名市側にやってきました。
海老名市側は扉は1枚しかなく、厚木市側に比べれば少しだけ橋に近づけるのですが、その分監視カメラが近くに見え、入ってはならないというプレッシャーをより強く感じます。
相模大堰で取り込んだ水は海老名市側にある社家ポンプ場へと流れていきます。
沈砂池で砂などを取り除いた後、ポンプで綾瀬浄水場や伊勢原浄水場へと送られるそうです。
社家岡田線はポンプ場の敷地を南北に分断する形で伸びる計画になっています。
海老名市内では高架橋になる部分が多くなるかもしれません。
写真奥には2009年時点では工事中だった海老名ジャンクションが見えます。
写真には写っていませんが左側にはJR相模線が走っています。
新しく踏切を作るわけにもいかないので、東名高速の高架橋と同様、相模線を高架橋で跨ぎ越す必要があります。
厚木市立社家小学校の南側で神奈川県道46号相模原茅ヶ崎線に接続します。
この地点が海老名市側の端点となります。
この辺りは畑が多いようです。