圧倒的な証拠 | 自動車修理工場興亡紀

圧倒的な証拠

神田昌典さんという人がいる。知ってる人は多いと思うが実践マーケティングの総本山だ。信頼性に関する「圧倒的な証拠」をそろえれば、小企業は大企業よりお客にとって魅力的だと言う。これとはちょっと関係ないかもしれないが、先日会社にいると、○翼団体の人がやってきた。電話での書籍購入の勧誘はよくあることで、そのたびにお断りするのだが、直接来たため会う羽目になった。「やだなあ・・・・」と思ったけどしかたない。で、このおじさん、分厚い記名帳を風呂敷から取り出し、20年前に私の父親が寄付し、記帳したところのページをひろげた。間違いなく父の筆跡だった。そのほかにも近所の会社の社長の記帳や、市役所関係の役職者の記帳等を見せ、「10年に一度の寄付です。あなたのお父さん、近所の社長さんにも御協力いただいてます。厳しい御時世はわかりますが、よろしくおねがいします」と言った。「うっ。実践マーケティングしてる・・・・・。」この人、信頼性に関する「圧倒的な証拠」をそろえてます。それから帰り際、「変な団体から何か言ってきたらすぐに私の名前を出してください」って言ってた。まあ名前なんて実際出すことはないんですが(笑)、これ「保証」ですよね。何かあれば面倒見ますっていう。 「実践してるナア。。。」

でどうしたか・・・寄付してしまいました。


「年間延べ1000台の車検、修理入庫」って言ったらなんか凄そう。でも実際は延べ数なんだから大したことないでしょう。でも人によると「年間1000台も修理するの。すごい!」ってなります。これだけでも伝え方によっては圧倒的な証拠です。