会社に「変な女」が現れたことがあった。
この「変な女」、
いまだに思い出すだけで気味が悪い。
事があったのは、去年、
いや一昨年の夏のことだっただろうか。
突然、会社を通りかかったその女は、
うちの営業マンの47歳独身Aさんに、
「名古屋の方から川崎の友人を訪ねて来たが、
途中の駅で財布をすられたので、お金が無い。
川崎方面へ行くなら途中まで車に乗せて欲しい。」
と言ったらしい。
ちょっと不信に思った、別の営業マン既婚55歳Bさんは、
「お財布すられたこと警察に言った?
その友人に連絡とればいいんじゃないの?」
すると、女の言い分はこうだった。
「警察にも取り合ってもらいました。
でも、友人の会社は個人情報守秘ということで、
警察が電話しても繋いでもらえません。
昨晩は駅で財布をすられたので、
そのまま駅で野宿しました。」
かなり同情してくれ感があります。
ま、この辺でかなり怪しい&??なのですが、
独身営業マン47歳Aさんは、
なぜか信じちゃっている模様。
「じゃあ、乗せていこうか?」なんて話で、
落ち着きそうだった。
でもやっぱり不信に思った営業マンBさんは、
うちの社長に事情を説明。
社内にいた誰もがあ~や~し~い~と、
思った。
だって、今時、警察が電話して繋がない会社ってあるかぁ?
それになんでヒッチハイクするのに、
こんな場所歩いてんだぁ?
(全く駅からも遠いし幹線道路からも遠いんです)
ちなみに、この女。
(言っちゃいけないが)
全く可愛くない。
例えて言うなら、
オアシスの大久保を
もっとごつくした30歳くらいな感じ。
事情を聞いた社長ももちろん、
怪しいと感じて、
その女を事務所内へ入れて、
「友人の会社へここの電話使っていいから
もう一度掛けてみて。」
と言った。
すると女は、また例のごとく、
個人情報がどうとか警察でもだめだったとか言って、
全く電話をかけようとしない。
少しキレ気味になった社長は、
「いいから掛けなさいよ!
俺が会社に話しつけてやるから!
ほら!掛けて!!!」
すると女は顔を真っ赤にして、
「け、警察に言いますから、
もういいです~~!」
って逃げる様に帰って行った。
警察に行って駄目だったんじゃないの?
と、突っ込みたかった・・・。笑
こんなに怪しさプンプンで逃げた女を、
独身営業マン47歳Aさんだけは、
まだ信じていた・・・。(もうわかれよ)
後談ですが、この女、
その日、私が会社からの帰宅途中、
違う道で、違う男に声を掛けていた!!
さて、この女の目的は何だったのでしょう?
目的がわからないことが
一番気味が悪い。