この男エロにつき…
アデユ~ 久保新二 伝

ピンク界で、遅刻の常習犯といやあ、あおい恵だ。
毎度の遅刻で何処の組も使わない。
原宿の花屋でバイトしながら生計を立てている。

そんな恵との思い出といえば、にっかつの舞台挨拶で、司会のオレは汗だくなので恵のホテルの部屋でシャワーを浴びさせて貰うことになった。

気立てはいいし、プロポーション抜群の恵。
バスタオル姿で鼻歌で恵が風呂場から出てきた。

「いい気持ち~、久保チン入れば」

脚も長く、ホントいい女だ。艶っぽいし、下心丸見えでオレは風呂場のドアを開け中に入った。

途端、悪臭がモアーッと鼻をつく。
なな、なんと、便器に健康なウンコが山盛りで湯気を立ててるではあ~りませんか。
しかも、周辺には細かいウンコが飛び散り、拭いたペーパーが何枚もへばりついていた。
ウンコウンコウンコだ、と叫び歌になったね。
まさに、ウンコは人生の縮図だ。

百年の恋もいっぺんにさめたね。

「あら、流してなかった?ついでに流しといてよ」

だと。
なんて女だ、もうついていけない…。
付いているのはウンコ、いや、ウンのつき…

アデユ~