この男エロにつき…
アデユ~ 久保新二 伝

二年間の試練、いや思い出を作ってぁぃぅぇぉを閉店することになりました。
ホントにありがとうございました。
とりあえず9月13日(月)迄営業してますので、最後に顔出して下さい。

昨夜、一昨日もそれなりに皆顔出してくれて嬉しかったし盛り上がった。
それも朝方の6時頃まで…飲んで歌ってバカ言って、また飲む。

今いる連中が、もう少し店に通ってくれたら閉めなくてもよかったかも知れない…。
この不景気に贅沢いっちゃいけないネ。皆金金がないんだよ…。
店に来てくれた人には感謝だね。

劇団火の鳥の小松越雄が2年振りに生徒を連れて顔を見せた。
生前祭のDVDを見ながら若松孝二、滝田洋二郎監督がアップで挨拶している映像を見ているのだが、

「この人知らない…誰?」
全てこの調子で腹が立ったからDVDを消したよ。
ったくこいつ、40歳も過ぎてるのに全て無知なのだ。
小松も、ルックスは変わらずプータロで、何で生きてるんだ!って感じだね。

今日一人で店の荷物を片付けてた。
何故か自然と涙が出てきた…
この店ともアデユ~か…この店で最後のロケがアデユ~、久保新二物語の撮影だった。
エキストラの出演者がノリでオレをノセてくれたっけ。
ありがとうね皆さん。

この男エロにつき…のクランクイン初日のワンカット目から雨だった。
マジで不安だったね…野上正義、港雄一が病気で出演出来ず…があってのイン雨だからね…。
そして、ラストシーンがオレの新宿の街を歩く…これも雨だった。
このシーンの撮影の時も、ちょっとグスンときたね…
雨よ、もっと降れって…何故か泣きたかった、濡れたかった、グショグショになりたかったなぁ…。

映画化の不安と感動…後藤大輔の脚本の狙い…の久保新二物語…。
そして作品は出来上がった。
今、試写会の連絡待ちなのだ。
後一週間の猶予がある、是非店にきて下さい。

飲んで歌って騒ごうぜ!

アデユ~