この男エロにつき…
アデユ~ 久保新二 伝

オレはいつ迄生かされるのだろうか…
こんな偏屈な考え方をする奴もいないだろうと思うね…

生前祭の二次会に、銀座からわざわざ店に足を運んでくれた皆さんにホント感謝しています。

40人以上が集まった店内はゴチャゴチャだったが感動したね。

広島から来てくれた、島京子サンと会うのは「未亡人下宿」以来で、何十年立つだろ…
安田清美と一緒に、明け方迄飲み明かしカラオケで歌いまくった。

スチール、スタジオ経営の田中欣一サンも久しぶりだ。

「国映のお姉チャン亡くなったの知ってる?」

と、いきなり欣チャンが言った。
そう云えば、会場でお姉の顔を見なかった…
案内状を送っても出欠の返事が来なかったのは体調が悪かったのか…

国映の佐藤啓子サンが死んだ…お世話になったのに…
死ぬ前に会っておきたかった…

オレはお通夜、告別式のことも気になり、欣チャン他多数いる中で、お姉の携帯に恐る恐る電話した。

「もしもし、お姉チャン? あれッ、死んでないの?何で生きてんの…巷では死んだって、噂になってるよ…アレ、生きてたらマズイよ!死んでよ」

「アハハハ…ごめんごめん、入院したり退院したりの繰り返しでさ、それで、死んだ噂になったかも…

懲りもなく、生きてるし…しかも元気っぽいし…参ったなぁ。

「バカヤロ…お姉チャン生きてんじゃねぇかよ…電話したオレがビビッタっての…」

一瞬 マ があって店内は大爆笑だった。
佐藤啓子お姉チャンも、出欠の連絡ぐらい、しろっての…
電話番の女性や、監督連中もいるだろうにさ…
フン、

アデユ~