雨の日。
雨の夜道は危険ですよ!!
クボシュ→ from ゴリコロっす。
Valentin.D.C ってバンド、
知ってる人が、どれだけいるでしょうか。
ヴィジュアル系・全盛期んとき、
メイクはしてはったんすけど、
音楽は、完全、イキな感じの
ロックンロールで。
いわゆる、ヴィジュアル系とは、ちがってた。
1994年メジャーデビュー。
聴きはじめたの、ちょっと遅れ目でして、
オレ、高校3年のときでした。
あんときゃ、オレ、ヘベレケな人生、歩んどりまして。
過去の「あやまち」から来る歌詞に、
川の流れのような心地いいメロディーに。
リズムに乗っかった言葉の1つ1つが、
グッサリグサリと刺さってきました。
心地よくも、すっげ痛かったんす。
今になって聴いてみて、
正確には、20歳を超えた頃、聴いてみて、
よく、わかった気がします。
昨日も書いたことですが、
過去がパワーになる。
うちの弟のバンドで、
歌ってたヤツがいました。
年は、オレの1コ下。
わりと、歌がうまくて、
オレと逆で、スラ長くて、
ちょっとカッコよさげで。
ツボさんって言うんすけど、
実家帰るたびに、
すっげえ慕って遊びにきてくれて。
いろんな話をしました。
音楽のこと。
起こってる問題のこと。
哲学的なこと。
カノジョさんのこと。
そして、将来のこと。
その頃、もう、20歳超えてんのに、
栄のド真ん中で、からんできたヤツら相手に、
2人共同作業でケンカしたり。
2人とも、てんで、酒飲めねえのに、
酒飲んじゃって、
翌日、2人反省会したり。
だけど、オレが、
テレビの世界に入ることで
オヤジとケンカして、
体壊して、やめることになって、
勘当されて、
実家に帰らなくなって。
ツボさんとは、自然と、疎遠になっていきました。
少しくらいは気になってたけど、
こっちも、こっちの生活があって、
楽しんではなかったけど、
何とか新しいユメかなえるために、必死やって、
ぜんぜん、連絡とらなかったんす。
もう2年くらい前でしょうか。
ある夜、バイト中に、
弟から電話があったんす。
「ツボさん、死んだ」って。
弟は放心状態でした。
オレは、なんと言ったらいいのか、
そのときは、実感が沸かなくて。
「そうか」としか答えられませんでした。
歌だけじゃ食べてけないから、
トラックの運ちゃん、やってたらしく、
雨の夜に、高速から、
飛んでった。
弟が実家に残してあった、
中日新聞の社会面のスミっこに、
記事が載ってた。
考え方が、オレと逆で、
テレビでウケを取ってるミュージシャン、
イヤがって、
テレビには出ないっつってたヤツが、
新聞には載りやがった。
しかも、端の端。
なんか、皮肉に感じました。
遺品から、デモテープ出てきたらしくて、
弟は、それ掘り起こして、
弔いみたく、やってたみたいです。
オレは、そんな弔い、何もできてません。
仲よかったヤツ、死んだのに。
できてることがあるとしたら、
変わらず、歌ってるってだけで。
マジありきたりっすけど、
死ぬって、わかってたら、
もっと、たくさん話したかった。
そんときのことを、
つづって歌ってるような歌があって。
厳密には、死ぬ前からあったんすけど、
それから、いろいろ想うことがあって、
大幅に書きかえて。
「あやまち」とは、ちがうのかもしれませんが、
もっともっと、たくさん話せたのに、
っつうキモチが、
今のオレの中にあって。
今度から、ライブでも歌うと想うんですが、
「しらけた男」
って歌があります。
「死んだOOO」って言葉があって、
それは、そいつのことじゃなくて、
「心の中で殺した、イヤな自分」ってこと歌ってるんすけどね。
でも、天国があるなら、
そこんとこまで、届いてくれたら、
ちょい、うれしいかも。
「オレ、まだ、なんとなく生きてるよ」って。
そんな過去、胸に、オレ、
パワーもらって、生きてます。
何、書いてんでしょ。。。
別に、オチもねえんすけど、
「人の過去」っつうパワーについて、
ちょっと話したかったんす。
暗くて、すみません。
なんとか生きてましょ。
死ぬまで、ずっと。
ずっと。
前向きなこと書こうと想ったのに、
思い出したら、
なんかこう、妙な気分になってまいました。。。
バレンタインDCについて、
書くはずが。。。
すんません!!
素通りしてください!!
今日の、しゅ~じっく。
「鎮魂歌」
Valentine.D.C
前も載っけたんですが。
「目を覚ませば、どうぞ、何かが、
変わりますように。。。
そう願う者の祈りが、
叶いますように。。。」
すっげえ他力本願だって、
いつもなら想うとこかもしれません。
でも、今は、今だけは、
そんな、できないことが、できちまってほしくて。
もしよかったら、聴いてみてください。