1957 Mezzadro, sedile per Zanotta
Achille Castiglioni
といえば、数多くのデザインが、名作として、
残っていますが、
中でもこの椅子はとても印象に残ります。
1957年、
55年も前に、
トラクターの座面を使用した、
大胆なデザイン。
今年のZanottaザノッタ
フィエラ会場の展示では、
そんな、ワーク・イン・プログレスが
紹介されていました。
1枚写真を撮って、
感動します。
おそらく誰が撮っても・・・
必然の中から生まれた美しい形は、
写真に撮ると生き生きと微笑み始めます。
ひとつの商品が生まれるまでの、
苦悩、悪戦苦闘、試行錯誤、
そして生まれたときの喜び。
天才アキッレ・カスティリオーニには
その悩みはなかったかもしれませんが・・・
少なくても私はそれが好きで、
この仕事をしているように思います。
この形の中から、
彼の生み出すすべての、
パワーみたいなものを感じます。
やわらかい形は、
簡単に生まれるように思えます。
でも、この完成された形は、
どこのどの部分が少し違っても、
崩れてしまいます。
そんな緊張感のある、
調和の取れた形をしています。
最終的には、
トラクターの座面が使われ、
それをコンセプトに、
名作になり、
後世まで残るデザインになりました。
しかし、それを使わなかったヴァージョンが、
存在したのなら、
それはまさしく、
人間の骨格、
動き、
を、
計算されつくした、
美しい、ストゥールが
生まれていたようにも思えます。
アキッレ・カスティリオーニさんといえば、
私がミラノに来てから、5年くらい経った後、
鉛筆画で展覧会をおこなったとき、
娘のモニカ・カスティリオーニさんを知っていたので、
無理だとは思いましたが、呼んでみました。
そしてオープニングのときに、
来ていただいたこと、
話をしたときに、
イタリアのおじいちゃんが孫にするように、
ほっぺをぽんぽんとたたいて、
がんばったねと言ってもらえたこと、
私の宝になってます。
彼がなくなって、
いつの間にか、10年が経とうとしてますが、
どれだけの人の中に、
今も行き続けていることでしょう。
決して超えることができないけれど、
すこしでも、
近づきたいと、
思います。






