いつも関西大学体育会野球部のブログをご覧いただきありがとうございます。
第7回マネージャー通信は、猪熊(総情2・滝川第二)が担当し、「学生コーチ」についてご紹介いたします。
関大野球部では、毎年現役選手の中から数名が学生コーチへと転向し、普段の練習メニューの作成や試合メンバーの選定など、監督・コーチの意図を現場に落とし込み、選手に直接指示を出す重要な役割を担っています。
今回は、全4名の学生コーチにインタビューを行い、それぞれの立場から見た役割や思いに迫りました。

左から、中元、尾崎、樋口大、仁木
ぜひ最後までご覧ください!
学生コーチとは
学生コーチは、日々の練習や試合の中で、監督・コーチの方針を理解し、それを選手へ伝える役割を担っています。具体的には練習メニューの作成やチーム分け、試合メンバーの選定など、最前線でチームを支えています。
また、選手一人ひとりと積極的にコミュニケーションを取り、課題を見つけながら成長をサポートすることも重要な役割です。時には選手に寄り添い、時には厳しい判断を下しながら、チーム全体をより良い方向へ導いています。
監督・コーチと選手の間に立ち、双方の思いをつなぎながら、最前線でチームを支える学生コーチ。
関西大学体育会野球部の勝利の裏には、彼らの存在が欠かせません!
ここからは4名の学生コーチへのインタビューをご紹介します!
はじめは、仁木(経4・英明)です!
学生コーチになった経緯を教えてください。
きっかけは、前学生コーチの岩月さん(令和8年卒業)、村上さん(令和8年卒業)から「やってみないか」と声をかけていただいたことです。
以前から学生コーチという役割に興味を持っており、いつ声をかけられても後悔しないよう、日々の練習に取り組んでいました。
このまま選手として野球を続ければベンチ入りできる可能性はあると感じていましたが、主力として活躍する姿はあまりイメージできませんでした。それなら、学生コーチとして最前線でチームに貢献する方が、自分にとってより大きなやりがいを感じられると思い、この道を選びました。
仁木さんにとって、学生コーチの役割とはどのようなものですか?
選手の一番の理解者になることだと思います。
元選手として、練習しても結果が出ない苦しさや、厳しい練習になかなか取り組めない時の気持ちはよく分かります。
だからこそ、選手としっかり話をして信頼関係を築くことを大切にしています。
信頼されていなければ、自分の言葉に説得力は生まれません。選手に寄り添いながら、時には厳しく、時には優しくサポートすることが、学生コーチの役割だと考えています。
監督・コーチと選手の間に立つうえで、難しいと感じることはありますか?
練習を頑張っている選手は、どうしても試合のメンバーに入れてあげたいと思います。でも、その「情」を優先しすぎると、強いチーム作りにはつながりません。そこが一番難しいと感じています。
学生コーチになってから、ある程度ドライに考えなければならない場面もあることに気づきました。
学生コーチとしてのやりがいを教えてください
自分が練習相手をした選手が試合で結果を残してくれることは、めちゃくちゃ嬉しいです。
今回の春季リーグ戦でも、普段よくバッティングピッチャーをしていた大奈(=森内大奈(総情4・福井工大福井))、かんじ(=中村莞爾(社安4・興國))が大活躍してくれました。
そうした姿を見ると、学生コーチをやっていて良かったと思います!
学生コーチを経験する中で、自分自身が成長したと感じることはありますか?
一つは、野球に関する知識が増えたことです。
常に監督の横で試合を見て、試合後にも試合の話をする中で、野球にかなり詳しくなったと感じています。
もう一つは、身体やトレーニングに関する知識が身に付いたことです。
久米トレーナーとよく話をしながらトレーニングや練習内容を決めていく中で、身体のことや時期に合ったトレーニングについてさまざまなことを勉強させていただいています。
そうした知識を得られたことは、自分にとって非常に良かったと感じていますし、大きな成長に繋がっていると思います。
今後、どのようなチームをつくっていきたいと考えていますか?
今チームの土台となっている「全力疾走」と「全力発声」を、もっとチーム全体に浸透させたいと考えています。
Aチーム、Bチーム、Cチームのどこに所属していても、
「関大といえば、全員が全力で走り、腹の底から声を出す」と言われるようなチームにしたいです。
そんなチームを秋までに作っていきたいです!
次は、樋口大(総情4・関大一)です!
学生コーチになった経緯を教えてください
肩の痛めていてこのまま選手として野球を続けても意味がないと思いました。
それでも、少しでもチームに貢献したいと考えた時に、学生コーチという道がありました。
その決断をした時、どのような気持ちでしたか?
15年続けてきた野球をここでやめることには、やはり複雑な気持ちがありました。
でも、完全に野球を辞めるわけではなく、これまでと同じようにグラウンドに立ち続けることができると考えると、学生コーチになることに迷いはありませんでした。
現在の主な役割を教えてください。
Aチームをしっかりと見るというよりは、チーム全体を俯瞰しながら偏りなく見る役割を担っています。
あくまで学生コーチの二番手として、仁木を支えることを意識していますが、仁木がいない時には自分が中心になって全体を見るようにしています。
学生コーチとしてチーム全体を見る中で、最も意識していることはなんですか?
一番意識しているのは、自分から積極的に選手に話しかけることです。特に下級生は自分から相談したり話しかけたりすることが難しい場合もあるので、こちらから積極的にコミュニケーションを取って、その中で課題を見つけるようにしています。
アップの中でも前に立って全体を見るのではなく、端から端まで歩きながら、一人一人の様子を確認することを心掛けています。
学生コーチとしてのやりがいを教えてください。
様々なことを相談してくれたり、アドバイスを求めてくれる選手がいます。
そうした選手が試合で活躍する姿を見ると、とても嬉しくやりがいを感じます。
学生コーチとして1番大変だと感じていることはなんですか?
人数が多い時の練習メニューの調整です。リーグ戦期間中は1年生が思うように練習できないこともありますが、通常の期間ではそうはいきません。
すべての選手にできるだけ均等な練習機会を与えなければ不公平になってしまうため、限られた時間の中で全員がしっかり練習できるメニューを考えることに難しさを感じています。
ただ、それ以外にはやりがいしか感じてません。
最後に、学生コーチとしてこれだけは伝えておきたいことを教えてください。
些細なことでもなんでも相談してね!
次は、尾﨑(文4・関大一)です!
学生コーチになった経緯を教えてください。
仁木に呼ばれて、「学生コーチになってくれへんか?」と誘いを受けました。初めはしんどそうやし、やめておこうかなとも思いました。
でも、大学2年の時に大きな怪我をして、少し腐ってしまい、ただ野球をしているだけという感覚が強くなってきました。
それで、このままただ単に野球をしているだけではダメだと思い、チームのために何かしようと決めて学生コーチになりました。また、将来的にも良い経験になるのではないかと思ったことも理由の一つです。
現在の主な役割を教えてください。
自分自身がAチームに所属していなかったこともあり、現在はAチームからCチームまでをつなぐ橋渡しのような役割を担っています。
あとは、選手全員が打てるように、守れるようになるために、バッティングピッチャーやノックをたくさんしています。
チーム全体を見る中で、最も意識していることは何ですか?
Aチームが意識していることを、練習前の集合で常に伝えるようにしています。
AチームからCチームまで、チーム全員が同じ意識を持って練習に取り組めるよう心がけています。
AチームからCチームまでを繋ぐ橋渡し役として難しいと感じることはありますか?
みんながみんな野球一筋で入部しているわけではないと思うので、全員の方向を統一させることはなかなか難しいと感じています。
そのような難しさを感じる中で、学生コーチとしてやりがいを感じる瞬間はどのような時ですか?
何気なく「ありがとう」と言ってもらえることはもちろん、試合で勝ったときや、みんなが打ってくれたときなど、やりがいを感じる瞬間は数えきれないほどあります!
選手時代の経験で、現在の学生コーチとして活かされていることはありますか?
大学一年生の夏休みにしていたバッティングピッチャーの経験です。あそこで強靭な精神力と肩力を鍛えることができました(笑)。
今後、学生コーチとしてどのような存在になりたいですか?
仁木みたいに、自分から声を張り上げてチームを引っ張っていけるような存在になりたいです。
最後は唯一の3年生、中元(人健3・赤穂)です!
学生コーチになった経緯を教えてください。
少しでもこのチームに貢献するにはどうすればよいかと考えたときに、学生コーチという立場が頭に浮かんだことが大きなきっかけです。
また、将来の夢が教師であることもあり、学生コーチとして経験できることは将来にも大きく繋がると考え、学生コーチになることを決めました。
現在の主な役割を教えてください。
学生コーチになってまだ2か月でまだまだ分からないことばかりですが、先輩の学生コーチの動きや発言を見て勉強し、真似をしている段階です。
具体的には、残れる時は鍵を閉める時間近くまでグラウンドに残り、ノックを打ったりトスを上げたりしながら、遅くまで頑張っている選手を見ています。
遅くまで残って頑張る選手を見て、どのようなことを感じますか?
頑張っている選手を見ていると、やはり結果を残してほしいという思いが一番にあります。
練習は裏切らないと思うので、試合に出てきっかけを掴むためにも、これからもたくさんノックを打ち、バッティングピッチャーも務めるので、続けて頑張ってほしいです!
学生コーチとして一番大変だと感じていることは何ですか?
ノックを打つことの大変さをとても痛感しています。
まだまだ狙ったところに正確に打つことができず、苦戦しています。
また、今の時点でもかなり体力的にきついので、真夏の練習を考えると、もっと体力をつけておかなければならないと感じています。
今後、学生コーチとしてどのような存在になりたいですか?
仁木さんを超える存在になることが目標です。今の野球部が強いのは、仁木さんの存在があってこそだと思っています。
だからこそ、将来的には「中元が学生コーチだったからこそ、このチームは強くなれた」と思ってもらえるような存在になりたいです。
インタビューは以上です。
ご協力いただいた学生コーチの皆様、本当にありがとうございました!
選手としての経験を活かしながら、チーム全体を支える学生コーチ。
普段表舞台に立つことは少ないものの、学生コーチの存在なくしてチームの活動は成り立ちません。
それぞれが異なる役割を担いながらも、チームの勝利に貢献したいという思いを胸に、日々責任感を持って取り組んでいます。
編集後記
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
第7回マネージャー通信はいかがでしたでしょうか?
グラウンドで選手たちに指示を送りチームを支える学生コーチ。
試合で活躍する選手だけでなく、その裏側でチームを支える存在にもぜひ注目していただければ幸いです。
次回マネージャー通信は、6月下旬ごろに公開予定です。
今後とも、関西大学体育会野球部に温かいご声援をよろしくお願いいたします。