こんばんは。
すっかり肌寒くなり、ややもすると冬が到来する季節となりました。
さて先日、大塚家具の大塚久美子社長の辞任が発表されました。
昨年ヤマダ電機の傘下に入った段階で、相当な業績回復がない限りは
辞任は既定路線だったのではないかと思います。
それまでの社長交代劇のお家騒動からも大きく信頼を損なっていたことでしょう。
で、大塚家具に限らず中小企業の多くは親から子への事業承継が行われています。
しかし残念ながら、上手く事業承継ができ発展し続けている会社は僅かです。
なぜ上手くいかないのか?
もちろんこれまでのビジネスモデルが通用しなくなってきたということはあります。
二代目が経験不足であることも否めません。
事業承継は会社というハコモノや、取引先、人材、ノウハウ、信用力だけを引き継ぐだけではありません。
先代社長がどういう思いで会社を経営していたのか、その思いを後継者に託し、
そして後継者はその思いを引き継ぐといったところが希薄なんだと思います。
一番重要なことです。
その思いを表しているのが経営理念です。
中小企業は経営理念がないところも多く、またあっても形骸化している、
そして後継者に思いを伝えていくということが苦手です。
先の大塚家具も経営者に対する「否定」が泥沼騒動になっています。
上手くいかないですよ。
中小企業に対して、経営理念の大切さを説いていければな~と考えてます。
「思いを託し、託されたものがその思いを引き継ぎ応えていく」
これって鬼滅の刃の真のテーマなんですよね