もっと敵意を膨らませれば良いのに良識が萎ませる | 愚奏譜

愚奏譜

ワタシ、かなでの備忘録みたいなもの。
割と内向き・オタクなハナシが多くなりそうです。

書きかけが下から出てきたのでドラマのハナシとか。大幅加筆訂正して。
それにしても古いな


『レ・ミゼラブル』
なんかNHKでやってた英国製だかのTVドラマ。
名前だけは知ってましたが、実はどんな話かよく知りませんでしたので、これが初履修。
………「ああ無情」でした。
もうツラくて見たくない。もうどの媒体のでも見たくない、かな。歳取ったら悲劇が堪える。
黒人の演者さんが幾人か出ていたけど原作準拠なのかしら?
レミゼ発表と同時期に活躍してたデュマ(『三銃士』の方)は白人じゃなかったと思うけど。

『武神』
休みの日にテレビをザッピングしてたらモンゴル武将が出ていて、「何事だ」と思ったら本作。韓流です。
キム・ジュンという高麗の対蒙戦英雄らしい人物の一代記なんだけど、何故かそのキム・ジュンより周りのキャラの方が好感が持てるという歪さ。
使者を何度も斬っちまう鎌倉幕府は野蛮だけど、嘘しかつかない高麗も大概だと思う。
そんなのもあって、「それ以外」な人々の動向は面白いんだけど、主人公自身にはイライラした。その最期も。
キム・ジュンに惚れてた御嬢様なんかは好き。

『映像研には手を出すな!』
アニメを見ましたが、深夜ドラマも見ました。
若い子が沢山出ていて、深夜ドラマらしくて、そういう意味では面白かった。
とはいえ、原作漫画を読もうとまでは思わなかったのは、アニメと同じ感想。
そういえば最近の学校モノにしては、分かり易い美男美女ばっかりな配役に堕してなかった気がする。舞台の学校の特異性もあるけど、そういう作劇ができないと、学園ドラマ(映画も)は死別もしくはミステリありきのノンリアル・ラブストーリーしか出来なくなっちゃうから、大事なことだと思う。


『ファインド・ミー』
番宣で映っていたパリの風景が綺麗だったから視聴してみた。
百年前のパリからタイムトラベルしちゃった御嬢様。彼女を助けるために奔走する彼氏。御嬢様はバレエやダンスで青春謳歌。
ウリであるダンスシーンは多いけど、あんまりパリは映らない。
トラブルの大体ほとんどが、主役バカップルの無知無思慮無謀に起因。二人の応援をする気には全くならないし、段々腹が立ってきたので途中で視聴中止。
最終回だけ見たら、助けに来た彼氏も帰れなくなっておしまい。パート2に続くそうな。


『アンという名の少女』
原題は『AnnE with an"E"』みたい。「Eのつくアン」。
カナダ製作で、ロケ地もバリバリのプリンスエドワード島か。
雰囲気抜群なんだけど、どうにも様子がおかしい。
ワタシは名作劇場の『赤毛のアン』しか知らないんだけど、こっちの方が原作準拠なの?
ギルバートは父が亡くなりアボンリーから居なくなっちゃうし、マシューは早くもぶっ倒れて経済的ピンチになるし、そんなマシューを親身に心配してくれる女性(マリラ以外で)がいるし。そもそも、アンがカスバート家の正式な養子になってる。
NHK放送された分は、金のためにグリーンゲイブルズに下宿人を入れる所で終わっちゃったけど、その下宿人はカスバート家の使用人を強盗した犯人!何も知らないアンは笑顔で歓迎して家に入れる…『赤毛のアン』って、こんなにサスペンスフルな作品だったのか?!続きが気になって仕方ない。

アンにメロメロになるバリー夫人には、やはり共感してしまう。ホントに。


スタッフの名前に「Eのつくアン(Anne)」を見付けて笑ってしまう。