『西郷どん』第42回「両雄激突」を見る | 愚奏譜

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ワタシ、かなでの備忘録みたいなもの。
割と内向き・オタクなハナシが多くなりそうです。

西郷菊次郎の決意表明から。

菊次郎、父西郷隆盛と共に上京。
一緒に留学する市来宗介(琴の伜だから菊次郎の従兄)と英語を勉強中。

琴は倅の留学に取り乱してるけど、周りは乗ってこない。

菊次郎、隆盛に散髪(断髪)してもらいながら、彼の留学のポイントである農本を聞く。
そして、菊次郎と宗介は発つ。


桐野利秋の席順が随分上がったな。
大木喬任か。出るんだ。
あとはいつもの新政府。


洋行中の大久保利通からの手紙を読む隆盛。内容は、日本と西欧の差に愕然としてファイトを燃やして、留守をお願いするもの。
岩倉使節団は予定より延長中。
決意を新たにする隆盛。

世情を考えて改革を始めようとする兄隆盛に不安を覚える西郷従道。
従道自身も、山県有朋が失脚したから徴兵制整備を一人でやる羽目になってる。

江藤新平らに弾劾されてる井上馨。
隆盛は馨に辞職を指示。
三条実美は有朋に続く長州排除に難色を示すが、隆盛はお構い無しに改革を進めようとする。

大木喬任らを加えて新留守政府始動。

隆盛、長屋住人から非難。
みんなは徴兵制の「血税」を誤解。
隆盛、誤解を解く。
他にも、学制やら地租改正やら鉄道、製糸場、太陽暦、裁判所などなど、試験にも出るような改革をドンドン進める隆盛。

実美、使節団不在時の改革による不安を隆盛に訴える。
そこへ急報。宮中より火!
宮中焼失。

消火活動より帰宅した隆盛はぶっ倒れる。
二日後目覚める。
原因は疲労の蓄積。
隆盛は働こうとするが、身体も動かず、弟たちの懇願もあり休むこととする。
けど、政府は動き続ける。

利通、先行帰国。

利通、政府に顔を出すが、何の成果も挙げられなかった使節団に対しては冷やかな留守政府の面々。そして排除される。心境や如何?

隆盛を見舞う利通。
利通、隆盛に使節団帰国後の政府再構成を提案。つまり江藤らの排除。
もちろん隆盛は拒否。
ぬるい隆盛に利通は苛立ち、怒る。
隆盛も怒る。
「じゃったら政府にはおらんでよか!」
まさかの隆盛からの決別宣言。
去る利通は、長屋の子供らが相撲を取るのを見て、幼き日の頃の声を聞く。
二人の顔は複雑。

朝鮮問題浮上。
維新以来の西洋化を朝鮮が侮辱、敵対姿勢をとってきた。
隆盛は慎重論を唱え、身の危険も顧みずに全権使節も願い出る。
けど、みんなビビって決断できず、使節団帰国を待とうとする。
隆盛、激怒。
「じゃったら、こいはないのための政府か!」
みんな黙り混むけど、それから二ヶ月議論して、隆盛派遣に決定。

利通邸を訪問して利通息の達熊と話したりするけど、利通に会えない隆盛。
隆盛は謝りに来てたんだけど、利通は居留守。

岩倉使節団帰国。

岩倉具視、参内し帰国の挨拶。
明治帝、労いの言葉もなく
「民は失望しておる」

具視、ショックでヨロヨロ。
そこに伊藤博文が接近する。
で、博文に連れられて宴席に来てみれば、待っていたのは有朋、馨そして木戸孝允。
長州の訴えに耳を貸さない具視。孝允も「自業自得」の言ってるし。
しかし博文は、約束を破った隆盛を非難。
そして利通の不遇を知った具視は、隆盛利通の不和を知り喜色。
そこへ利通も登場。

隆盛の朝鮮派遣の勅がなかなか降りない。
実美を問い詰めても煮え切らない。
全ては右大臣岩倉具視が戻ってから。

閣議開始。
参議には利通も加入。具視の根回しで勅許済み。
早速、隆盛派遣の件を進めようとしたら、利通が反対。
「西郷参議の朝鮮派遣のこと、私は今一度考え直すべきだと思います。」
真っ直ぐ隆盛の目を見据え
「私は断固承服しかねます。西郷参議」


大久保の目はもはや、これまで見交わした友の目ではありませんでした。
今宵はここらでよかろうかい


次回は、ちゃんと隆盛利通が決別して、隆盛が下野するところまでかしらね。


紀行は東京都中央区、西郷隆盛屋敷跡、沽券地図。東京都目黒区、駒場野公園。



なんかイキナリ感が強いけど、最終章にやっと入ったかな。
どうなんだろな、なんかマズイ気がする。
あまりにも利通が小才子に見えてしまう。
あと、今更だけど具視がムカつく。洋行帰りとは思えない通常ぶりがスゲームカつく。