●4-3 ピアノの生徒の倍増効果
リトミック指導者育成の矢島久美子です。
最近はピアノの生徒に対して先生の数が地域によっては飽和状態になっています。
ピアノの先生になろう、と思っていても、生徒はどう確保したらいいの?
という方もいらっしゃいますね。
そしてまた、ピアノの生徒の低年齢化も進んでいます。
3歳から、早いと2歳から習わせたいというお母様もいらっしゃいます。
ですが、まだ小さな手で、重い大きなピアノを弾くのは、容易なことではありません。
ピアノは、小さいからまだ習わない方がいい、ということではなく、
ピアノを弾くことが楽しいと、子どもが思えるレッスンをするためには、その前にしておくべきことがあるんです。
そこを通らずにいきなりピアノをさわると、生徒も先生も苦労してしまいます。
だから、ということで、『リトミック』がいいのよね。
なんて安易に思ってしまってもいけません。
『リトミック』って、とても幅広いのです。
リトミックを取り入れるとしたら、具体的な成果を考える必要があります。
それは、
・音感、音階
・拍感
・感性
この取得です。
ここに結び付けられる、楽しいリトミックを考えて行うことが必要です。
このことが確立された、「リトミック⇒ピアノ」という教室づくりをしましょう。
そうすると、低年齢の生徒さんも怖くないですし、むしろ大歓迎です。
一人ひとりを、音楽が楽しめる子に、大切に育てていくことができます。
そしてその継続で、評判の教室づくりができますよ。
【4】ピアノの生徒が増えるリトミック活用法
4-1. ピアノの生徒の低年齢化に対応する
4-2. ピアノに必要な基礎力定着
4-3. ピアノの生徒の倍増効果
4-4. 音大出身者の仕事としても