対話-3
アインシュタインの宗教観
p149~「私たちは世俗にかかずらうべきではないのです」と牧師は言った。
アインシュタインは体を起こした。「しかし私はこの世に関心があるよ。スピノザが崇めた神は、わが神でもある。宇宙を支配する調和した法則の中で、私は毎日彼と対面する。わが宗教は宇宙的なものであり、わが神もまた、その広大無辺さゆえに、人間一人ひとりの思惑に関心を払うようなものではない。私は畏怖に基ずく宗教を認めない。必要に迫られた行為の責任を問いつめることはないだろうからだ。わが神は、その法則を通して語りかける。われわれの来世の賞罰を恐れたり期待したりするためではなく、善行のために善を行うべきじゃないのか」