それでは、キャラクターモデルに続いてスケールモデル部門の作品を紹介していきます!
No.1 F-15C
製作者にとっては初めての航空機ということで、あまりの出来の良さに一同驚愕でした!
真っ白な状態から塗装しており、カラーリングは製作者の好みであえて単色にしているとのこと。
リアルタッチマーカーとぼかしペンによるウェザリングで音速飛行による摩擦を再現しています。
製作者曰く、合わせ目消しはしていないとのことでしたが、完成度が高くてどこが合わせ目なのかわからないですね。
No.2 ヴェロキラプトル
こちらの作品は、タミヤのトリケラトプス造形セットを使用しています。
赤いカラーリングの肉食恐竜というと、とある作品が頭に浮かびますが、製作者もその作品をイメージして塗装したそうです。
全て筆塗りで仕上げています!
背中の模様の細かさから、製作者のこだわりが感じられます。
No.3 KA-50
エヴァンゲリオンに登場する戦闘機をイメージしたカラーリングになっています。
プロペラは一部が破損してしまったため、プラ板での補強がされています。
こちらの作品も、なんと全て筆塗りで仕上げています!
筆塗りでここまで綺麗に塗装できるのはすごいですね。
No.4 KV-2 小休止
ソ連の「街道上の怪物」をジオラマと共に作成しています!
フェンダーはラジオペンチで曲げていたり、ベルト式履帯を弛ませていたり、製作者のこだわりが随所に見られます。
泥はねやエンジンオイルの垂れ、赤さびなども表現していて、とてもリアルな仕上がりですね。
軍人のフィギュアは、本来ならライフルを持っているところを水筒に変更しています。
ジオラマも自作で、枯れ草は百均のはけを使って再現していると聞いて製作者の目の付け所に驚きました!
No.5 ボトルサブマリン
童友社の伊-400を用いた水没ジオラマです。
ジオラマはレジンではありません。なんと、消臭ビーズを食紅で着色して製作されています!
中の潜水艦は固定されており、ジオラマの向きを変えても潜水艦が動いてしまうことはありません。
また、中に入れていても塗膜は剥がれないとのことです。
とても芸術的な作品です。写真の撮り方にも製作者のセンスの良さが現れていますね。
No.6 E-100超重戦車
こちらは、ドイツの戦車です。
筆による塗装でアンブッシュ迷彩を表現し、錆びの垂れや砲塔の引っ掻き傷、部位ごとにウェザリングを使い分けるなど、細部にもこだわりを感じる作品です。
さらに、内部にはモーターが三つ搭載されており、マイコン操作で砲塔を左右、上下、前後(反動の動きを再現)に動かすことを可能にしています!
特に、反動を再現した砲塔の動きは、本当に弾を発射しているかのようで、感動しました。
No.7 トレノ
頭文字Dからの参戦です!
青島のキットを使用して製作しています。
細かいマスキングが要求される難しいキットですが、とても綺麗に塗り分けがされていますね!
あまりの大変さに製作者は、気軽に手をつけたことを後悔したそうです。
No.8 綾波型 駆逐艦 2番艦 敷波
急ぎめで作った作品ということですが、とてもきれいに製作されています。
一部パーツを紛失してしまったところを他のキットのパーツを流用しているとのことですが、全く違和感なくしているのは凄いですね!
台座には別途購入した、アクリルブロックを使用しています。
No.9
V号戦車 対空戦車ケーリアン
今ではなかなか手に入らない年代物のキットで、対空戦車ゆえの90度の可動域は圧巻です!
37ミリ砲身は穴あけを行っており、ハッチのヒンジは真鍮線で作っています。
可動部を中心にウェザリング、迷彩は明るめにし、マフラーの合わせ目はウェザリングによって隠しています。
白くなっている部分は、パステルを粉状にし、綿棒で塗装しています。
本人曰く、楽に作ることができたとのことです。
楽ということばの意味を再確認させる作品となりました。
No.10 村と戦車
ガルパンをイメージしたジオラマ作品です!
戦車はタミヤのⅡ号戦車を使用しており、ガルパン仕様にするために、アンテナを真鍮線で増設し、ウェザリングはあえて少なめにしています。
左手前のトタンの建物は、なんとプラ板からの自作です!
また、標識や看板、停止線など、全てを自作していて、一部の支柱はケヤキの棒にニスを塗って作っています。錆びが良い雰囲気を醸し出していますね。
ちなみに、この建物の中には小松のブルドーザーが配置されています。
ジオラマの完成度が、製作者の努力と費やした時間を物語っている素晴らしい作品です。
No.11 白馬と馬ンシィ
タミヤのドイツ・フィールドキッチンの馬を使った作品で、蹄の塗り分けも行なっています。
白馬は、初めはユニコーンガンダムのイメージだったのですが途中で白馬に変更しています。
ホワイトも複数の塗料を使用しており、製作者のこだわりが感じられます。
馬ンシィは、蓄光で光るグリーンと、ブラックライトで光るグリーンの2種類の塗料を使っており、ブラックライトを用いると塗料の違いによる光り方の違いが楽しめるというギミックがあります。
塗装の方法によって様々なギミックが生まれる。まさに「可○性の獣」ですね。
No.12 強襲揚陸艦サイパン
こちらが最後の作品になります!
このキットは古いもので、パーツが全然合わないところもあるため、艦主周りはパテで作り直してあり、電飾もしてあるので光るというギミック付きです。
さらに、甲板部分の白と黄色のラインはデカールを使わずに、全て塗り分けてあります!
海面は自作しており、手前には飛んでいる戦闘機が再現されています。
製作者曰く、1980年代を想定しているとのことです。
合わない部分をただ直すだけでなく、電飾を使って改造するという、スケールモデルへの製作者の思いが感じられる作品ですね。
↓また、内部にはハリアーが格納されています。
スケールモデル部門は以上になります。
それでは、気になる順位を発表していきます!
1位 ボトルサブマリン
2位 KV-2 小休止
3位 村と戦車
となりました!
どの作品が一位をとっても不思議ではないほど、作り込まれた作品ばかりでしたね。
初めてコンペに参加する新入生もいたのですが、とても完成度の高い作品を仕上げていて、投票も白熱していました!
次回のコンペは、「グリプス戦役コンペ」に決定しました!
Zガンダムに登場するMSが並ぶと思うと、今からとても楽しみですね!
それでは、次回の記事でお会いしましょう。