オーシャンビル | 空間ペインター芳賀健太「人の喜びをカタチに」

オーシャンビル

大分市の豊後府内城近くにある、オーシャンビルの4階住居部分の廊下をペイントさせていただきました☆



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以前は、こんな感じでした。



ご覧の通り、住民の誰かが捨てたゴミが溜まっており、一度撤去しても、またゴミ溜め場と化すような共用廊下でした…



そして、原因を色々考えた末に、



一年前Re空間によって場所は変えられました。



Img_0323_3 施工する前は、フウテンのたまり場にでもなるんじゃないか、とオーナーさんから心配されていましたが、無事、何もなく、キレイなまま1年が過ぎました。



そして、今回、サボテンが枯れてしまったので(汗)、模様替えを空間ペインターが任されることとなりました。





模様替え中



Img_0816 今回は、奥の壁に貼ってある壁紙シートをはぎ、自然素材の湿気等を吸いl、空気を良くするというアラバスタ粘土という土壁のようなものを塗り、その上から絵を描くことになりました。



施工中には、有り難いことに、今度7月18日に大分県の番組(OBS、「おはようナイスキャッチ」)に紹介していただけることとなったので、取材もしていただきました。OBSの皆様、ありがとうございます。



Afer



そして、Img_0822 完成がコチラ!!



テーマは「コイ・癒しの場」です。このアパートからは、お城が見えるので、そのお城の池に住むコイたちをこの廊下に持ってきました。



さっそく、出来上がった次の日に、オーナーさんが見に行くと、住民の方が、灰皿を片手に、椅子に腰掛け、外を見ながら一服して、「ここにいると落ち着くんですよ」と言っていたそうです。



この施工でわかったことは、目の前に広がるものに人は影響されやすいということでした。



例えば、施工前のような状態だと、ゴミがあるので、ゴミを置いてもいい場所なんだ。と、どこかで認識し、影響を受け、家から出たゴミをそこに置くようになる。それが良いと思う人は、その建物に残るが、それが嫌な人は、ゴミを撤去するか、もしくは引っ越すか…



逆に、キレイにすると、そこにゴミは置きづらくなり、キレイな状態が保たれる。このビルに新しく入ってくる人も、自ずと変わってくる。



実際に、この場所を変えた後、空いていた部屋にはオシャレな学生さんが入居したらしいです。



「単純で、当り前だけれども、大事なこと。」を今回、再認識しました。



もっといい仕事ができるように、日々精進です。



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