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今日は終戦の日ですね。
戦いをくぐってこられ、いまの日本の礎を作ってくれた私たちの先人に、
心からの敬意を表し、お祈りしたいと思います。


・・・・・


7月のこと。
7月には、恒例行事として、「土用の丑」というのがあります。
ご存知ウナギを食べて無病息災を、という日のことですね。


この時期に、私の友人でとても忙しくなる人がいます。
和島大輔さん、通称わじわじさん。
彼は、鰻屋さんの二代目なのです。


といっても、普段はこういうお肉についてのランキング1位の人気ブログ
運営されていて、肉屋さんで働いています。


どういうことかというと、

●ご自身の実家が鰻屋さんで
●叔父さんが肉屋さんを経営している

で、普段は肉屋さんで仕事をして、忙しいときのみ実家の鰻に舞い戻って
活躍されていると言うわけです。


さらにスゴいのは、彼はもともと

●大阪の有名居酒屋のキッチンスタッフ、店長を歴任し
●学習塾のフランチャイズ経営を行い
●投資の知識はプロ並み

なんですね。


鰻+肉+店長+学習塾+投資と、料理の業界を基調に、多角的に大活躍されている人物。
まさに、料理界のPL学園のような存在です。←羽曳野でひっかけてます…


ながながと説明をしてしまいましたが、
先月彼と話してたときのこと。


西沢「いやー、土用の丑ってことで鰻食べたいけど、なんかヨソの鰻屋さんに行って
   そのことをブログに書くのも悪い気がしてねー。でもわじわじさんとこ私のトコからは遠いから、
   クルマのない私は行きにくいし」

和島「じゃ、月末以降だったら時間できますから、休みの日に食べ来てくださいよ!
   僕のクルマで途中まで迎えにいきますんで」


と、いうことで、羽曳野にある彼の実家のウナギ屋さん
「うなぎの和助」さんに行ってきたのです。


和助さん1


羽曳野市内を横切る国道31号線沿いにある「島田病院」。

その真向かいにカンバンが見えます。
駐車場も完備。2階が学習塾のこじんまりしたお店です。


和助さん2


島田病院さんは大阪でも有名なスポーツ関係の整形外科病院だそうですが、
病院に仕事で挨拶にきたりする人が、かならずこのお店のウナギを買っていくとまで
言われています。


そんな名店らしいシンプルなメニュー。


たまにしか来れないので「うなぎ丼 特上」をいっときました。


うなぎを待つ間、和島さんが、

「ゆーぞーさん!(←彼は私のことをこう呼びます。昔ついたニックネーム)
 せっかくやから、うなぎ焼けるまで、厨房見ます?」


おお!願ってもないことです。


なんでも、テレビ・雑誌の取材は全ていままで断っているとのことで、
中が見られるというのはまさに友人だけの役得(笑)


和助さん3


ツヤツヤして、身の太いイキのいい鰻。
当然すべて国産のもの。


一匹一匹を吟味して選んで、仕入れているそうです。


和助さん4


おっきなまな板と包丁ですねー。
素人の私は、これでうなぎを裂くのかと思ったのですが違うそうです。
焼けたウナギを、この包丁で切るそうです。


そういえば、うなぎには、東京式のいわゆる江戸焼と、大阪式の2種類の調理法があります。
当然こちらの和助さんは、大阪式。


江戸はうなぎを背から裂いて、一度蒸して脂を落として、また、細かいピースに切ってから焼きます。
対して大阪式は、腹から裂いて、脂を落とさず大きな姿のまま焼いてから切る。


なので大阪式の方が「こってり」感の強い味になると言われています。


和助さん5


なぜか何度撮ってもピントが合わなかったのですが、ウナギを焼いているところ。
この写真の手さばきの主が、ご主人である和島さんのお父様です。
(顔写真はNGとのことで^^;)


和島「炭火とか、ガスとか、焼きにはいろんな方法がありますけど
   ウチは『電熱式』なんですよ。
   意見が分かれるところですが、これが一番焼きムラがなくって、それだけ
   鰻の旨さが均一に保たれるんですよね。」


うーむ。深いセリフですよね。


マンガの「美味●んぼ」とかだと何でもかんでも炭がいいみたいに言われますが、
実際の料理の世界は奥が深い。


和助さん6


さあ!
ひととおり見せていただいたところで、うな丼がやってきました。
どんな風に出来上がっているのでしょう?
すでに旨そうな匂いがたちこめてきます。


一体、どうなってしまうのか!?


次回に続きます。


・・・・・

小さい頃、おんなじクラスの寿司屋の息子がうらやましかった。

と言っても、すしが食べられるからとかそんなんじゃなくって、
父親の仕事がとても分かりやすいから。

サラリーマンの息子の自分は、親の仕事がなかなかイメージできなくって
もどかしかったのを覚えている。


けど大人になって、自分の親もがんばっている、とだんだん分かってきた。
そして新しい友達ができて、料理の世界にも、同じ工夫と苦しみと、楽しさがあるとも。


違う世界のことを知るのは、面白い。
そして、違う世界を見るほど、同じ結論にたどりつきながら、
自分の内側のメガネの、種類が増えていく。


まだまだたくさんの、「違う人」に会いたいと思う。

・・・・・

うなぎの和助(うな丼・鰻料理)
大阪府羽曳野市向野(島田病院前)
0729-52-1919
11:30-15:00
定休日 不定休
<地図> (地図は島田病院ですが、その向かいです)

☆2008年8月時点の情報です。

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 ありがとうございました!! また次回^^

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