Netflixで配信中のこの映画ですが、コロナがだいぶん落ち着いた今だからこそ観たい作品です。


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パンデミック下でロックダウンしたパリ。

アパルトマンに閉じ込められた住人たちは、新しい生活様式はもちろん、風変わりな隣人たちとも付き合う羽目になる。

ーーーオフィシャルの紹介文より


マクロン大統領の演説で、

 “Nous sommes en guerre.”(私たちは戦時下にあります。)と、コロナウィルスと人間との戦いが宣戦布告のように突然伝えられたのは日本からフランスの報道を見ていても記憶に残るシーンでした。


映画はその有名な演説から始まります。


パリなどで行われていた、各家庭の窓やバルコニーから道に向かって決まった時間に医療従事者への感謝を表す拍手を送る場面(Applaudissements aux fenêtres)や、面倒で悪名高い外出許可証(アテスタシオン)での警官によるパトロールcontrôleなどは、実際にパリで体験していなかったので、映画向けに脚色されているとはいえかなり興味深かったです。


そしてこの作品、コメディアンで俳優かつ映画監督のダニー・ブーンが主演と監督をしており、コメディアンならではというか、、


一言でいうと私は笑い死にmort de rireしそうでした昇天


2021年10月20日公開のこの作品。


そうすると制作中はまだまだパンデミックの真っ只中で、その後もう一山二山くらいは感染の波がきた頃合いですよね??


日本からこのフランスの映画をみると、非常事態の最中にこうやって素晴らしいコメディ映画作品に落とし込んで風刺にできるフランスという国の、表現の自由とそれを批判なく受け止める人々の感性に脱帽しました。


作中に無名シンガーソングライターの歌としてリピートされる下記の歌も、歌詞が面白く歌ってる方の声も可愛くてツボでした。



La pandémie バイキンくんパンデミックをle pain de mie食パンパン(パン・ド・ミー) となぞらえてギャグにするのは、おそらく結構流行ったんでしょうね?



https://www.netflix.com/jp/title/81294142?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81516077