※ネタバレは控えめなつもりですが、自己責任でお読みください。
【泉 鏡花】 (CV.岡本信彦)
あけましておめでとうございます。
ええっと、またまた間が開いてしまいましたが、泉鏡花くんです。
やり始めると、ダ~ッとほぼ1日なんですが、それまでが;;
なんだかんだ、忙しくて。
ツンデレ枠。
ええ、予想通り、見事なツンデレさんでした。
ツンデレといっても、種類があると思うのですが。
彼の場合は、「わがまま型ツンデレ」?
このゲームでは、年齢設定というものがまったく明かされていず。
主人公が記憶を失っている関係上、主人公との年齢の上下も不明なまま。
「同じくらい」という、主人公の主観はありましたが、それだけで。
ただ、私の中では。
「中の人効果」で、「ちょっと下」のイメージだった鏡花くんでした。
というのも。
(プリアサの)ガラハッドですよ、ガラハッド!!
彼と、イメージが被って被ってしょうがなかった。
「めいこい版ガラハッド」だったのです、鏡花くん。
(知らない人は、ゴメンなさい)
前半はね、同じタイプだと思いつつも、違いの方が目立っていて。
キャンキャン煩いキャラだな~と思っていました。
ま、ね。
あちらは、王と騎士という上品な間柄。
対するこちらは、花街でのただの知り合い。
あちらは、出来の良すぎる、いいとこの坊ちゃん。
こちらは、欠点の多い、単なる庶民の若手作家。
当然と言えば当然ながら、こちらの方が口も悪く、普通の男の子で。
なかなかにキツくて、早くデレてくれないかなぁ、と首を長くしていました。
何度、バカバカ言われたことか;;
この手のキャラに出会うたび、しみじみと思います。
私は、ツン状態そのものは、好きでもなんでもないんだなぁと。
いずれデレてくれるという予想があって、流せるだけなんだなぁと。
それが、後半になってくると。
なんかもう、ガラハッドに被りまくり。
芽衣ちゃんが気になって、ぐだぐだになっていくところがねw
あと、何が似ていたかって。
そのぐだぐだを、若干八つ当たり気味に、当人にぶつけちゃうあたり。
リアルだと、たぶんドン引きするところだとは思うんですが。
乙女ゲームの攻略キャラだと、なぜか許せる不思議。
それどころか、可愛くすら見えてしまう。
更に、このお話の場合。
まだ年若い彼にとっては、酷な状況だったよな、と。
彼に同情する部分が多くて。
それだけで、不器用さも、わがままに聞こえる主張も許容できてしまった。
と、いうのも。
このルートでは、今までのルートとは違っている部分があって。
芽衣ちゃん、自分の状況を鏡花くんに話してしまいます。
鏡花くんは、それを受け入れてくれる。
すごいな、さすが幻奇モノ作家!!
さすが、怪奇現象慣れしてるw
いあ、そこまではいいのですが。
「一か月経ったら、元の時代に戻れることになってる」なんてねぇ。
後から、あっけらかんと聞かされちゃ、ねぇ。
芽衣ちゃんの鈍感っぷりが、彼には残酷すぎた・・・。
「仲良しの転校を、急に知らされたような気分なのかな」って、アンタ・・・。
無邪気な鈍感さって、時には凶器ですよね。
そりゃ、鏡花くん、ぐだぐだにもなるわな。
まぁ、でも。
そのくらいの鈍感さんでないと、音二郎くんとの同居は出来そうな気がしないし。
だから、設定とは合っているのかなぁ、と思ったりも。
そう、びっくりだけどしょうがないことに。
このルートでも、芽衣ちゃんは、音二郎くんの部屋に転がり込んでいるわけで。
鏡花くんは鏡花くんで、作家さんの家に下宿。
ふたりっきりの甘いシーンは、そんなわけなので。
おっとびっくりの、「出会い茶屋」・・・w
・・・な、なんか結構、ネタバレ的なこと書いてる気がするので、ここで止めます。
このお話は、魂依ならではの事件も、命に関わりそうな規模で。
さすが、魂依どうしというか。
今までの中では一番、ドラマティックだったと思います。
何より、鏡花くんがぐだぐだに苦しんでいるのがね。
彼にはちょっと悪いけど、すごく良かった。
今までのルートにはなかった種類の、苦しみや切なさがあるルートでしたね。
そして、音二郎くんと鏡花くん。
この二人の掛け合いも、とても楽しかったです。
音二郎くん、さんざん焚きつけてくれて、恋愛を進める重要脇役になってましたね。
ヘタすると、自ルートよりも、思わせぶりなところもあって。
キャラが濃いだけあって、脇役でも、味のあるキャラでした。
ラストは、今までの中で一番、「ふたりで現代」が好きでした。
鏡花くん、現代が似合ってるw
この二人には、もう少し、恋人のままいてほしいな~と、思うからかもしれません。
まぁ、そんなこんなで。
次は、変態っぷりが怖いような楽しみなような、鴎外くんです。