3月13日






息子の卒業式だった





ついこの間入学式だったのに





月日が経つのは年々早くなる





息子は1年生の2学期から引きこもりになった






些細ないじめがきっかけで学校に行けなくなった





学校へ行けと怒鳴りつけて家から出たはいいが学校へは行っておらず近所を探したら家のエアコンの室外機の陰に隠れてうずくまっていた





胸が張り裂けそうなくらい悲しい気持ちになった





人生は嫌なことがたくさんある





でもそれ以上に楽しいことはめちゃくちゃある





もっと広い世界を知って欲しかった






父親として精一杯サポートしようと決意した






男ならそこから抜け出す方法は一つだと俺は知っている






自分に自信を持つことだ





キックボクシングを習わせることにした





でも1人じゃ行かなくなってしまうかもしれない





うーん…





自分も一緒に通うことにした






途中からは本人の希望で空手も習うことにした





うーん…





自分も一緒に通うことにした





格闘技は行っていたが学校へ行かない息子に嫁は罵声を浴びせていて辛かった






一緒にいない方がいいと思った






キックだけでも仕事のスケジュールをこなしながらでは難しかったけど空手もやることになり完全に時間が足りなかったので蓮田に部屋を借りた






そこでしばらく息子と暮らした






一緒に暮らし、一緒に習い、一緒に移動してたから話をする時間はたくさんあった





俺は自分の持ってる経験を全て注いだ





俺にも中学生の時学校へ行けなかった時期がありリビングで朝までアニメを観ていたこと




俺と嫁が毎日喧嘩するのを見て結婚や恋愛をしたいと思わないと言ったのでそれは謝り本当は恋愛も結婚も素晴らしいものだからいつかして欲しいということ






学んだ知識、ものの考え方、絶対にやった方がいいこと、やらない方がいいこと、全部注いだ





うちの親は学校なんか行かなくてもいいじゃないかと言い嫁は通信でいいじゃないかと言った






でも俺は願わくば高校は全日制に行って欲しかった






間に合うのか、そもそも立ち直らないのか




















2年の月日が経ち















心身ともに逞しく成長した息子は全日の高校に入学することになった





学校は行ってなかったが勉強はしていたので中堅の高校の進学コースに入ることができた





バカ高に行ってた俺より上だ笑





自分のことのように嬉しかった






こうして2年にわたる息子との二人三脚も一段落して卒業式に出席した息子を見て涙があふれた








You mean the world to me.

「あなたは私にとって全てだ。」







俺はこどもたちが可愛くて仕方がない





バカでアホで引きこもったり児童相談所行ったりするが溺愛している





豊かで幸せな人生を歩んで欲しい





息子はもう自分で歩いていける力がついてると思うがトラブルメーカーな娘たちはまだこれからだ





女の子だし嫁に見て欲しいんだけどな…





どうなるんだろう