本日私は6年半
乗っていた

愛車のゼストを
手放しました、

22歳の時新車で
購入して今まで

軽だし好きな車じゃないし

正直めちゃくちゃ愛着を
持っていた訳じゃなかった

車は好きだからちょこちょこ
いじってメンテもして
大事にはしてた、

ただ足代わりに使う用途が
多かった

維持費は安いけど
遠出すると非力さから
ストレスを感じたりもした

小回りはよく効いたし
駐車場も困らなかった

けど加速感やレスポンスは
物足りない感も感じた

俺が実家でまた一から1人で
やり直して
クローン病になって
音楽始めてクラブに通って
1人暮らし始めて
今の奥さんと付き合って
金騙されて
仕事変えて
結婚して

全部ゼストだけは観てきた
共にしてきた

俺の一番激しい時代

乗り換えるのは本当に
妥当か分からなくなった

車検や冬タイヤ
金銭の絡みで手放そうと
決めて半年前位から乗り換えたいとは
考えてたけど

新しい車を決めるのは
ワクワクしたし
同時にプレッシャーにもなった

今日車を綺麗にして
引き下げに来るまでの
10分最後のドライブをしたよ

何か込み上げて涙が出てきたね
最後なんだな、って…

何が特段いい訳じゃない
燃費も普通だし
回転数も高い
馬力は軽だし

けれど

ゼストが与えてくれた
時間と空間は

自分に取って何よりも
代えがたい事だった事を

全部が決まりきった
最後の五分に悟った

人間なんて何時だってそう
最後に成らないと
本当の気持ちなんて分からない

また乗れば文句を言う
ストレスになる

けど最後になると涙を流す

人間なんて最低だ

なんで一つを愛せない

自分の未熟さを感じた

もう戻らない時間
今までで一番愛着が湧いた時間

もう戻せない時間
今まで自分しか乗らなかった
車が

知らない人が運転して
目の前を通り過ぎていく

何とも言えない心境だった

今書いてるこの時でも
今ガレージにゼストはない
そしてもう戻って来ない

そして知らない土地
知らない人の手に

渡って第二の人生を歩んでく
と考えると
胸が締め付けられてくる

今なら売らずに置こうと
心に誓えるのに

またその場になると
売らずに入れるか
自信はない

人間は最低だ

いつもエゴと自己主張を
通してばっかり

車を機械と捉えるなら
愛着何か要らないし

存在と捉えるなら
愛を持つべきだ

まだ自分の中で
消化仕切れない

新しく
嬉しくて買ったはずの
車も何だか素直に
喜べない

けどもうゼストも呼び戻せない

ありがとうゼスト

俺はひたすら
君を思い出して
泣きながら感謝する事しか
出来ない

そしてこの気持ちを
絶対忘れない

そしてこれからの人生の糧にする

いままで何台も乗り換えたのに

新車てのこんなに
気持ちが違うんだね

いつか会えたら
今度は最後まで
俺は君を乗り続ける
そう誓うよ

巡りめぐって
何年か後に
俺のゼストよまた戻って来い

その日を夢見て

俺の愛車ゼスト君
君は最高の時間を共有してくれた

いままで本当にありがとう

サヨナラは言わない

いつか何とかなるかも知れないから
出来る事ならまた買い戻す

ほんとにほんとにありがとう

明日からこの気持ちを
胸に俺は頑張って生きてくよ



Pimp

Thank you for reading

OKA