ニュースで、被災地の方々へのインタビューが映ると、頭が下がる思いがします。未曾有の災害に遭われたのに、皆さん、とても肝が据わっているように見えるからです。


 もしかしたら、「テレビに映っているから、あれはよそ行きの顔だ」という皮肉な見方をする方もいらっしゃるかもしれませんが、たとえそうだとしても、辛く、苦しいときによそ行きの顔ができる、ということ自体、精神力の強さの表れではないでしょうか。


 自分だったらどうだろう… そんな風に思います。家を失い、家族の安否も分からない、となったら、パニックを起こして泣きわめいてしまうかもしれません。


 人間の力ではどうしようもない危機に直面した時、その人の真価が露わになるのでしょう。


 もちろん、直面しないで済むものなら、そんな「危機」には生涯、遭遇しない方が良いに決まっています。でも… 


 私達はもう、今回の巨大地震以前には戻れないんですよね。だったらもう、次の時代を築いていくために、「進化」「深化」していくしか無いのではないでしょうか。


 人としての資質が問われる、いえ、自分自身で問うていかなければならない… そんな時期に入ったのかもしれません。


 自分にできる範囲内のことを、少しずつ始めて行けたらいいですね。


 石原都知事がまた、暴言を吐いたようですね。あの方はどうして、いつもいつも、同じ様なことばかりくり返すんでしょう、イイトシをして。


 悪気は無いのかもしれませんが、他人の痛みに対して感受性が欠落していることは間違いないでしょう。お歳は召していても、魂の年齢が低いのでしょうか?


 今回の大地震が「天罰」って、一体、「誰による」「誰に対する」「何を理由にした」天罰なのでしょうか? 仮に「天罰」なるものが存在するとして、ですが。


 あああ、今、東京、結構揺れています!


 おさまりました… 震源は静岡辺りのようですね。東京は震度3~4だったようです。


 超好意的に解釈しても、石原氏の無神経さを帳消しにすることはできません。お坊ちゃま育ちとは言え、戦後、若くして「家長」としてご苦労もされたでしょうに、苦労が身につかず、超お坊ちゃま気質のまま、年を取られたということなんでしょうか。


 それとも、もともとが喋ることよりも、ものを書くことの方が得意で、喋ると言葉が足りなさすぎて誤解される、ということなんでしょうか。でも、だったら人前で公人として多くの発言をしなければならない職には就かない方が良かったのでは…


 話は変わって…


 ユニクロの柳井正代表取締役会長兼社長が、個人として10億円の寄付、だそうです。いくらお金があるからといって、なかなか10億もの莫大な金額を寄付だなんて、できませんよね。


 その一方で、アフガン・カンダハルの方達が、400万円の義援金を送ってくれる、という話題もありました。


 アフガニスタンは「国民の3分の2が、1日あたり2ドルという生活水準」なんだそうです。そういう国からの400万円… 柳井社長の10億円よりもさらに重い、と感じる方もいるでしょう。


 金額の多い少ないではなく、どれだけの思いが込められているかに価値があるのだと思います。


 それでも、我が身をふり返ってみた時、金銭的には、自分にとって「痛みのない」レベルしか出せない、という所があって、我ながら恥ずかしい… でもだからこそ、一度だけのことではなく続けていきたいと思いますし、金銭的なことだけじゃなく、何か別の形で自分にできることをやっていきたいと、切実に思っています。


 今日は冷え込みがきついようです。被災地の方々が少しでも温かく過ごせますように。





 今回の地震で被害に遭われた方に、心からお見舞い申し上げます。一日も早い復旧、復興をお祈りするだけでなく、私も自分に出来ることを何でもいいから、少しずつ、行っていきたいと思っております。



 自分に何ができるんだろう、と考えた時、昨年来の体調不良で体力が非常に落ちていますし、もともとの運動能力も高くないので、現地で何らかのお手伝い、ということは、今の私には不可能です。こうした未曾有の事態が発生すると、「自分の限界」というものが見えてくるものなのですね。


 
 それと、あなたに是非申し上げたいことがあります。



 私のお手紙が「届いている」あなたは、間違いなくエンパシーの強い方でしょう。



 エンパスの方たちというのは、他の人の感情に対する「共鳴」能力が非常に高いわけですが、哀しみのような強烈な感情に同調しがちです。



 今回の様な出来事では、テレビの画面を見るだけで涙が止まらない、といった方もいらっしゃるでしょう。また、自分では何の自覚症状も無くても、異常に身体が疲れてしまう、というケースもままあります。



 こういう時ですので、あえてシビアな言い方をしますね。被災地の方々に共感、共鳴して消耗しても、現地の方達のお役には立てません! むしろ気力、体力を充実させて、どんな手助けができるか考える、ということの方にエネルギーを使いましょう!



 思いやりの心や、共感能力は素晴らしいものです。でも、それであなたが消耗してしまったら、それは本末転倒です。



 実はこれって普段から、言えることですよね。赤の他人の怒りに同調してイライラしてしまう、とか、めいっている人に引きずられて自分まで暗くなってしまうとか… そういうことに、エンパスの方々は日々遭遇しているわけですが、非常に非生産的です。



 こうした大きな出来事に遭遇すると、「それじゃダメなんだ」ということが、よく見えてくる気がします。



 一緒に悲しむよりも、悲しんでいる人のために何かしてさしあげたい! そんな風に思う時、「何か」をする前に、エンパシーによって自分自身が消耗してしまっている、というのでは、まさしく本末転倒ではないでしょうか。



 エンパスなあなたは、これを機会にぜひ、他者の感情を背負って疲労困憊したり、疲弊したりしてしまうことが、いかに非生産的かを痛感して下さい。優しいあなたは、共感できない自分を責めるでしょうが、今回の様な大災害に際しては、「共感するだけじゃダメ!共感して何もしないまま疲れてしまうんじゃダメ!」という方向性で、ご自身を変えていくことができるのではないかと思います。



 今回の地震を契機に、時代は「東日本大震災」の前と後という風に二分されるのではないかと思います。そして、震災後、個人個人の人としての力量が、露わになる時代に突入するのではないでしょうか。ダメだダメだと、言われたり、自分でもそう思ってきた人が、ギリギリの状況では不屈の精神力を発揮できる人であるかもしれません。



 むしろ、震災前後でこれまでの価値観も崩壊し、本当の優しさ、強さ、賢さとは何かが改めて問い直されるかもしれません。そして、それを体現するのがどんな人なのかも…



 できれば、私達自身が、本当に強くて優しくて賢い人、として立っていきたいものですね。



 ふり返っていても始まりません。被災地以外の人達が、頑張っている方達のお手伝いをするために頑張らなければ!



 だからぜひ、あなたのエンパシーについて、じっくり考え直してみて下さいね!